◇◆◇日々のみ言葉
2017年3月5日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書7章27節】
7:27 「その人こそ、『見よ、私は使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、旧約聖書を熟知しておられました。当時は旧約聖書とは言わず、「モーセと預言者と詩篇」、あるい「モーセと預言者」とか言われていました。
聖書は、聖霊様が選ばれた人を通して、この世に送られた本ですから、神の御子であられるイエス様が熟知しているのは、当然だと言わば当然のことです。
さて、預言書の最後マラキ書にはこう書かれています。
『「見よ。私は、私の使者を遣わす。彼は私の前に道を整える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、来ている。」と万軍の主は仰せられる。(マラキ書3:1)』
イエス様は、この箇所を引用され、バプテスマのヨハネこそが、マラキ書に預言された使者であることを、はっきりと宣告されておられるのです。
またイザヤ書にはこうも書かれています。
『荒野に呼ばわる者の声がする。「主の道を整えよ。荒地で、私たちの神のために、大路を平らにせよ。」(イザヤ書40:3)』
この預言もヨハネによって成就しました。バプテスマのヨハネ自身も、そのように告白しています。
使徒ヨハネの福音書には、
『ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。
彼は告白して否まず、「私はキリストではありません。」と言明した。
また、彼らは聞いた。「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」彼は言った。「そうではありません。」「あなたはあの預言者ですか。」彼は答えた。「違います。」
そこで、彼らは言った。「あなたは誰ですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」
彼は言った。「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ。』と荒野で叫んでいる者の声です。」(ヨハネの福音書1:19~1:23)』と書かれています。
パリサイ人や律法学者たちは、もちろんこの預言を知っていました。しかし、彼らはバプテスマのヨハネがその人物に相当すると言うことを受け入れませんでした。なぜなら彼らには、ねたみがあったからです。
人は、大きく用いられた人物や、成功してお金持ちになった人物に対して、やっかみを抱くものなのです。それは、罪の性質から、原罪から来てるものなのです。
高慢こそが大きな罪であり罠なのです。
イエス様は、ヨハネに対して敬意を表わしています。
マタイの福音書によりますと、
『さて、イエスは、ヨハネからバプテスマを受けるために、ガリラヤからヨルダンにお着きになり、ヨハネのところに来られた。
しかし、ヨハネはイエスにそうさせまいとして、言った。「私こそ、あなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたが、私のところにおいでになるのですか。」
ところが、イエスは答えて言われた。「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、私たちにふさわしいのです。」そこで、ヨハネは承知した。(マタイの福音書3:13~3:15)』と、書かれてあるとおりです。
謙遜こそが、もっとも大切です。神の子どもたちである私たちは、常にへりくだり、他人を敬うことを、もっと心がけるべきなのです。》