◇◆◇日々のみ言葉
2017年4月15日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書8章24節】
8:24 そこで、彼らは近寄って行ってイエスを起こし、「先生、先生。私たちはおぼれて死にそうです。」と言った。イエスは、起き上がって、風と荒波とをしかりつけられた。すると風も波も治まり、なぎになった。
◎ショートメッセージ
《昨日に引き続き、同じ箇所から考えて見たいと思います。
この奇蹟の記事は、マタイとマルコの福音書にも書かれています。三つの共観福音書に書かれていると言うことは、とても重要な真理を私たちに伝えていることを教えています。
マタイは、
『弟子たちはイエスのみもとに来て、イエスを起こして言った。「主よ。助けてください。私たちはおぼれそうです。」
イエスは言われた。「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ。」それから、起き上がって、風と湖をしかりつけられると、大なぎになった。(マタイの福音書8:25~8:26)』
そしてマルコは、
『イエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。(マルコの福音書4:38~4:39)』と、なっています。
「先生、先生。私たちはおぼれて死にそうです。」
「主よ。助けてください。私たちはおぼれそうです。」
「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
弟子たちに体を揺り動かされ起こされたイエス様は、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ。」と言われ、そして「黙れ。静まれ。」と風と波を叱りつけられたのです。
すると、一瞬にして大なぎになったのです。
今日は、ここから二つのことについて考えて見ましょう。
一つは、イエス様が十二使徒たちに言われた言葉です。
「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ。」
これが私たちの真の姿です。イエス様が共におられるのに、そのように約束されておられるのに、私たちは、突然身の回りに嵐がやって来ますと、恐れるのです。こわがるのです。
試練と言う嵐は、私たちの信仰をも吹き飛ばそうとやって来ます。この時に、信仰が試されるのです。イエス様に、本当に信頼し、信じているかどうかを。
次に、イエス様が命令された言葉です。
「だまれ。静まれ。」
イエス様は、弟子たちの願いを聞かれ、嵐に向かって命じられました。このお方は、すべてを黙らせることがお出来になられます。このお方は静めることがお出来になられるのです。
「信仰の薄い者たちだ。」
この言葉は、私たちにも向けられています。私たちは本当にイエス様を、神様を信じ、従って生きているのでしょうか。
あらためて、自分を顧みる必要があるのではないでしょうか。》