◇◆◇日々のみ言葉
2017年4月22日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書8章30節】
8:30イエスが、「何という名か。」とお尋ねになると、「レギオンです。」と答えた。悪霊が大ぜい彼にはいっていたからである。
◎ショートメッセージ
《マルコの福音書では、平行記事として、かなり詳細に書き記されています。
マルコによりますと、
『こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
イエスが舟から上がられると、すぐに、汚れた霊につかれた人が墓場から出て来て、イエスを迎えた。
この人は墓場に住みついており、もはやだれも、鎖をもってしても、彼をつないでおくことができなかった。彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせも砕いてしまったからで、だれにも彼を押えるだけの力がなかったのである。それで彼は、夜昼となく、墓場や山で叫び続け、石で自分のからだを傷つけていた。
彼はイエスを遠くから見つけ、駆け寄って来てイエスを拝し、大声で叫んで言った。「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのですか。神の御名によってお願いします。どうか私を苦しめないでください。」
それは、イエスが、「汚れた霊よ。この人から出て行け。」と言われたからである。
それで、「おまえの名は何か。」とお尋ねになると、「私の名はレギオンです。私たちは大ぜいですから。」と言った。(マルコの福音書5:1~5:9)』と書かれています。
イエス様は、悪霊に尋ねました。
「何という名か。」
「おまえの名は何か。」
実は、これは異例なことなどです。なぜなら悪魔、悪霊どもは嘘つきなのです。彼らには、嘘と偽りしかありません。
まさにイエス様が言われた通りなのです。
『「悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。」(ヨハネの福音書8:44から)』
イエス様が訪ねられると、悪霊どもは、男の唇を通して答えました。
「レギオンです。」
「私の名はレギオンです。私たちは大ぜいですから。」
レギオンとは、ローマ軍の最大の軍団を表わすもので、六千人の兵士によって編成されていました。
実際に、この男の人の中に、六千匹もの悪霊が入っていたかどうかは、分かりかねますが、悪霊どもは、神の御子であられるイエス様の御前においては、真実を語らざるを得なかったのです。
なお、イエス様に答えたのは、六千匹の悪霊の中でも、最も上の階級の悪霊であったことは間違いないことです。
なぜならリーダー格の悪霊が出て行く時には、その下の部下の悪霊どもも、全部出て行かなければならないからです。それほど、組織階級は徹底しているのです。
ちなみに、もし現在、私たちが悪霊と出会った場合、やたらに追い出すことはあまり勧めません。主イエス様の御名によって、縛ることを勧めます。
このような霊的戦いには、必ず取り成しの祈り手が必要となるからです。》