◇◆◇日々のみ言葉
2017年4月23日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書8章31節】
8:3悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんようにと願った。
◎ショートメッセージ
《イエス様が、「何という名か。」とお尋ねになると、「レギオンです。」と、答えが返って来たのです。
「レギオン」とは、ローマ軍の最大の軍団を表わすもので、六千人の兵士によって編成されていたものです。それほどに、大ぜいの悪霊が、彼にはいっていたのです。
ここで考えさせられることがあります。
一人の男の人に、六千匹の悪霊が本当に取り憑いていたとしたら。これは本当に大変なことであり、そしてあり得ないようなことではないでしょうか。
なぜなら「悪霊」の本当の姿は、「堕落した天使」なのです。堕落する前は、御使いであったのです。かつては御使いであった者たちが、六千匹の悪霊となって、一人の人に取り憑いていたとしたら、一体この世界には、何匹の悪霊が存在することになるのでしょうか。
しかし、それでも悪霊どもの数は、全御使いの三分の一なのです。三分の二の御使いは、悪魔のそそのかしに乗ることなく、天に留まったのです。
そして神様に仕え、戦闘天使ミカエル、良き知らせを告げるガブリエルの配下の者として、全世界の主イエス様に従うクリスチャンたちに、影ながら仕えているのです。
天使は実在します。現実に存在しています。
さて、悪霊どもはイエス様にこのように懇願しました。
「どうか底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんように。」
と言うことは、悪霊どもの為に用意された「底知れぬ場所」が存在していることになります。しかも悪霊どもは、その場所を恐れおののいているのです。
では、実際にその場所はあるのでしょうか。
ヨハネの黙示録によりますと、
『また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って来るのを見た。
彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕え、これを千年の間縛って、底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。(黙示録20:1~20:3)』と書かれています。
ここからも分かりますように、サタン(悪魔)や悪霊どもの、最終的な行き先が「底知れぬ所」なのです。
悪魔と悪霊どもは、最後はその場所に落とされ、そこで永遠に苦しむのです。その裁きを、レギオンは知っていたのです。
「まだその時期ではありません。」と懇願しているのです。もちろん主イエス様が、レギオンに向かって「底知れぬ所に行け」と命じられたとしたら、彼らは一瞬にして、その場所に投げ込まれ永遠に苦しむことになります。
神様は、人類の為に地獄を用意したのではありません。地獄は、悪魔と悪霊どもの為に用意されたのです。
神様は、罪を犯した御使いの為に、十字架の救いを用意されたのではありません。神様は、ご自身が愛して止まない全人類のために、御子イエス様をこの世に送って下さり、イエス様は、身代わりとして十字架に架かって死んで下さったのです。》