◇◆◇日々のみ言葉
2017年4月24日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書8章32節~33節】
8:32ちょうど、山のそのあたりに、おびただしい豚の群れが飼ってあったので、悪霊どもは、その豚にはいることを許してくださいと願った。イエスはそれを許された。
8:33悪霊どもは、その人から出て、豚にはいった。すると、豚の群れはいきなりがけを駆け下って湖にはいり、おぼれ死んだ。
◎ショートメッセージ
《引き続き、レギオンと言う悪霊どもと、主イエス様との対決から学びます。
マルコの福音書には、さらに詳しく書かれています。
『ところで、そこの山腹に、豚の大群が飼ってあった。彼らはイエスに願って言った。「私たちを豚の中に送って、彼らに乗り移らせてください。」イエスがそれを許されたので、汚れた霊どもは出て行って、豚に乗り移った。すると、二千匹ほどの豚の群れが、険しいがけを駆け降り、湖へなだれ落ちて、湖におぼれてしまった。(マルコの福音書5:11~5:13)』と書かれています。
デカポリスの一つの町「ゲラサ」は、ギリシャ・ローマ都市でしたので、異邦人の町でした。彼らは、豚肉を食用としていたのです。
ユダヤ人は、今でも、決して汚れた動物の肉を食べません。また神様が許された動物の肉、例えば牛や羊の肉を食べる時でさえ、あえて血を全部抜いた肉を食べるのです。
忠実に律法を守り続けているのです。
余談ですが、私は決して豚肉は嫌いではありません。クリスチャンになったとしても、トンカツは大好物なのです。カツ丼も大好きです。これこそが、まさに異邦人の証拠かも知れませんね。
ちなみに、主イエス様に出会い、メシアニック・ジュー(イエシュアーを信じて救われたユダヤ人)となったユダヤの人々は、やはり豚肉を食べようとはしません。
ユダヤ人としての誇りを守り続けていて、汚れた動物の肉や、うろこのない海の生き物を口にはしません。よってタコやイカやカニなども、食べることはないと、耳にしましたが、真偽は分かりかねています。
またまた余談ですが、ペテロはコルネリオに会った後、豚肉を好んで食べたと、私は神学校で習いました。天から聖くない動物が、降りて来た幻を三回もイエス様によって見せられた後、異邦人と一緒に食事をすることになったことも、また出された料理を断ることなく食べたことも、まさに使徒として選ばれていたことを証明していると私は思うのです。
パウロはどうであったのかは分かりません。しかし自ら「異邦人の使徒」と名乗るくらいなのですから、異邦人と食事を共にすることも、またユダヤ人から見た汚れた動物を、異邦人と一緒に食べることも、伝道の為には、あえてそうしたのではないでしょうか。
さて本論に戻りますが、マルコによりますと、二千匹ほどの豚の群れがそこにはいたそうなのです。
イエス様は、レギオンに、その豚の群れの中に入ることをお許しになられました。
まさしく悪霊どもは、盗み、殺し、滅ぼすだけの者たちなのです。すると、豚の群れはいきなり険しいがけを駆け下って湖にはいり、おぼれて死んでしまいました。何ということが起きたのでしょうか。》