• 日々のみ言葉 2017年5月3日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年5月3日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書8章47節~48節】
    8:47女は、隠しきれないと知って、震えながら進み出て、御前にひれ伏し、すべての民の前で、イエスにさわったわけと、たちどころにいやされた次第とを話した。
    8:48 そこで、イエスは彼女に言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して行きなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は、「私にさわったのは、誰ですか。」と言われました。弟子たちも含め、イエス様の周りにいた人々はみな自分ではないと言ったので、ペテロは、「先生。この大ぜいの人が、ひしめき合って押しているのです。」と言いました。
     するとイエス様は、「誰かが、私にさわったのです。私から力が出て行くのを感じたのだから。」と答えられたのです。
     そして、イエス様はそれをした人を知ろうとして、見回しておられたのです。

     もちろんイエス様は、誰が自分に触ったのか、そして何の病がいやされたのかもすべてご存じでした。
     このように、いつでも主は、私たちに「証しの機会」を与えてくださいます。もしイエス様が、愛もなく、十二年間長血を患い、いやされた女性を指さして「あなたが私にさわった人だ。」などと言われたとしたら、人間は誰でも弱い者ですから、「私ではありません。」と否定してしまったかも知れないのです。

     私たちは、強気で、常に弟子たちのリーダーとして働いていたある人物が、大祭司の家の庭において、女中のするどい追求に、三度も「そんな人は知らない。」と、主イエス様を否定した、使徒を良く知っています。

     このように人間は追い込まれたのなら、保身の為に、尊敬し愛する師までも裏切ってしまうものなのです。

     さて、その女性は、隠しきれないと知って、震えながらイエス様の御前に進み出ました。私は、イエス様が、その勇気を与えられたと思うのです。
     そしてイエス様の御前にひれ伏し礼拝したのです。またそこにいるすべての人々の前で、イエス様に触ったわけと、たちどころにいやされた次第とを証したのです。

     その証しを聞いた人々は、主イエス様に対して、さらなる信仰が増し加えられたのではないでしょうか。

     さらにイエス様は、その女性に愛を込めて、このように言われたのです。
    「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して行きなさい。」

     マルコは、イエス様が言われたことを、すべて書き記しています。
    『そこで、イエスは彼女にこう言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、健やかでいなさい。」(マルコの福音書5:34)』

     ここでイエス様が言われたことに注目したいと思います。いやされたのイエス様なのです。それなのになぜイエス様は、「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。」と言われるのでしょうか。

     それは、イエス様に対して、期待し、そして信じる心に、主ご自身は奇蹟を成して応えて下さることを意味しています。
     もし彼女に、「どうせ駄目に決まっている。」とか、「この人はにせ預言者だ。」とか、そんな気持ちを隠して、イエス様に触ったとしても、いやされなかったと私は思うのです。
     イエス様は、すべての人をご存じなのです。主を信じる信仰、主に全き信頼する信仰、その純粋な心根に、奇蹟を起こして下さるのです。》

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