◇◆◇日々のみ言葉
2017年5月25日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章20節】
9:20イエスは、彼らに言われた。「では、あなたがたは、私を誰だと言いますか。」ペテロが答えて言った。「神のキリストです。」
◎ショートメッセージ
《イエスは十二使徒たちに尋ねて言われました。
「群衆は私のことを誰だと言っていますか。」
すると使徒たちは、答えて言ったのです。
「バプテスマのヨハネだと言っています。ある者はエリヤだと言い、またほかの人々は、昔の預言者のひとりが生き返ったのだとも言っています。」
その答えを聞いたイエス様は、すかさず彼らに質問されたのです。
「では、あなたがたは、私を誰だと言いますか。」
群衆の答えは、第三者的な答えです。つまり自分とは関わりのないという答えであり、またその立場を表わしています。
今でも多くの人々にとっては、イエス様と言う存在は、第三者的な存在です。イエス・キリストと言う人物が、今から約二千年ほど前に十字架に架かられたことを歴史的事実として知ってはいても、それはあくまで、遠い国で起こった過去の出来事ことであり、今現在、日本に住んでいる自分にとっては、全く関係ないと信じているのです。
また教会に集っている人であっても、第三者的に傍観者の立場を取っている信者も少なくはありません。例えば、伝道は牧師の仕事で、自分は関係ないとか。私もかつては、サンデー・クリスチャンでした。
多くの人々に取って、また傍観者的な信仰生活を送っている人々にとって、その人がそう思い信じたとしても、イエス様と言う存在は、ただ一人の救い主であられ、またペテロが言うように、「すべての人の主」であられるお方なのです。
そして「白い御座の裁き」の時に、あらゆるすべての人が、主イエス・キリストこそが、自分の主であることを知ることになるのです。
イエス様は、弟子たちに、ご自分に従う者としてのアイデンティティーを問うておられるのです。
「では、あなたがたは、私を誰だと言いますか。」
十二使徒たちに取って、イエス・キリストと言う存在は何なのか。どのように感じ、信じているのか。またイエス様と自分との関係は何なのか、と言う質問なのです。
そして、その時、シモン・ペテロが告白します。聖霊様によって。
「神のキリストです。」
今でも、主イエス様は、このように問われているのです。
「では、あなたは、私を誰だと言いますか。」
その答えは、あなた自身が決めなければならないのです。人間には自由意志が与えられています。唯一の救いを受け入れることも、また拒むことも。
しかしこれだけは知っていただきたいのです。
あなたが、イエス・キリストを何の関係もない存在であると決断し、否定したとしても、このお方が、あなたを愛する存在として造られた創造主であられ、あなたの主であることの真実は、永遠に変わらないのです。》