• 日々のみ言葉 2017年6月7日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年6月7日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書9章32節】
    9:32ペテロと仲間たちは、眠くてたまらなかったが、はっきり目がさめると、イエスの栄光と、イエスと一緒に立っているふたりの人を見た。

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、変貌山の出来事について学んで行きます。ペテロの仲間たちとは、ゼベタイの子ヤコブとヨハネを指します。
     彼らは眠くてたまらなかった、と書かれていますから、場面は夜ふけであることが分かります。しかし彼らは、はっきりと目が覚めたのです。それほどに、主の御姿は、栄光に満ちておられたのです。

     そして彼ら(弟子たち)は、イエス様と一緒に立っている二人の人物を見たのです。この二人の人物は、モーセとエリヤであって、モーセは律法の代表として、エリヤは預言者の代表として、特別に識別出来る姿で、現われたのです。これも、この出来事が弟子たちの為に行なわれたことを証明しています。

     ところでこの時、なぜペテロとヤコブとヨハネが、二人の人物がモーセとエリヤであることが分かったのでしょうか。そのことについては、マタイもマルコもルカも記述してはいません。
     巻物である旧約聖書には、モーセとエリヤの肖像画などは載っているはずもなく、しかも彼らは、モーセとエリヤに出会ったことなどあるはずもないのにです。

     考えられますことは、その様相からモーセとエリヤであることを推測したことです。モーセと言えば、彼の唯一の武器である羊飼いの杖を持っていたはずです。

     そしてエリヤと言えば、第二列王記に書かれている姿から推測したと思われます。
    『アハズヤは彼らに尋ねた。「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。(第二列王記1:7~1:8)』

     ただもう一つ考えられることがあります。それは、バプテスマのヨハネと誤解する可能性も無きにも有らずだったのです。なぜなら、この時すでにバプテスマのヨハネは、ヘロデ王によって殺害されていましたから。

     そしてヨハネの様相も、マルコによりますと、
    『ヨハネは、ラクダの毛で織った物を着て、腰に皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。(マルコの福音書1:6)』と書かれており、
     エリヤと全く同じであったことが分かります。

     しかし三人は、はっきりと二人の人物がモーセとエリヤであることが分かったのです。とするならば、あとは考えられることは一つ。それは聖霊様が教えられたことです。

     思い出して見て下さい。イエス様は、ご自身が変貌するまでは祈っておられたのです。この祈りこそが、三人の弟子たちが、これから現われる二人の人物が誰であるのかを悟ることが出来るよう、「取りなしの祈り」ではなかったのではないでしょうか。》

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