◇◆◇日々のみ言葉
2017年6月9日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章34節】
9:34彼がこう言っているうちに、雲がわき起こってその人々をおおった。彼らが雲に包まれると、弟子たちは恐ろしくなった。
◎ショートメッセージ
《引き続き、ヘルモン山における主イエス様の変貌について学びます。
ペテロは、モーセとエリヤの二人がイエス様と別れようとした時、突然口出しました。
「先生。ここにいることは、すばらしいことです。私たちが三つの幕屋を造ります。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」
しかしイエス様はお答えにはなりませんでした。むしろペテロが、そう言い終えるか言い終えないうちに、突然雲がわき起こったのです。そしてイエス様とモーセとエリヤを包んでしまいました。
それを見たペテロとヤコブとヨハネは、恐ろしくなったのです。何を恐れたのでしょうか。それはイエス様が、いなくなってしまうと言うことであったかも知れません。あるいは、自分の目で確かにモーセとエリヤを見てしまったからかも知れません。
とにかく彼らは恐怖に包まれたのです。
マタイの福音書では、
『彼がまだ話している間に、見よ、光り輝く雲がその人々を包み、そして、雲の中から、(マタイの福音書17:5)』と書かれています。
その雲は、よく高い山において見かける霧のようなものではなく、光輝いていたと言うのです。これは単なる雲ではないことが分かります。聖霊様ではないでしょうか。
この三人の弟子たちは、この時と同じ雲を再び見ることになります。それは主イエス様が、オリーブ山にて昇天される時にです。
使徒の働きには、
『こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。そして、こう言った。
「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」(使徒の働き1:9~1:11)と書かれてあります。
主イエス様の昇天も、聖霊様がなされた御業です。かつてイエス様がニコデモに、預言されたように、人の子はまさしく高く掲げられ、そして引き上げられるのです。》