◇◆◇日々のみ言葉
2017年6月10日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章35節】
9:35 すると雲の中から、「これは、私の愛する子、私の選んだ者である。彼の言うことを聞きなさい。」と言う声がした。
◎ショートメッセージ
《ここで、父なる神様が声を発せられることになります。
それでは、この御声は誰に対して発せらたのでしょうか。イエス様が、ヘルモン山に登る時にお伴を許された、ペテロとヤコブとヨハネの三人の弟子たちにです。
この時のことをペテロは、はっきりと記憶し、彼の手紙に明確に書き記しています。
『私たちは、あなたがたに、私たちの主イエス・キリストの力と来臨とを知らせましたが、それは、うまく考え出した作り話に従ったのではありません。この私たちは、キリストの威光の目撃者なのです。
キリストが父なる神から誉れと栄光をお受けになったとき、おごそかな、栄光の神から、こういう御声がかかりました。「これは私の愛する子、私の喜ぶ者である。」
私たちは聖なる山で主イエスとともにいたので、天からかかったこの御声を、自分自身で聞いたのです。(第Ⅱペテロの手紙1:16~1:18)』
父なる神様が、公に天から御声を発せられたのは、聖書には三回記載されています。
最初は、イエス様がバプテスマのヨハネからバプテスマを受けられた時です。
マタイの福音書によりますと、
『こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった。
また、天からこう告げる声が聞こえた。「これは、私の愛する子、私はこれを喜ぶ。」(マタイの福音書3:16~3:17 )』と書かれています。
そうして三回目は、
ヨハネの福音書に記載されています。
『「今私の心は騒いでいる。何と言おうか。『父よ。この時から私をお救いください。』と言おうか。いや。このためにこそ、私はこの時に至ったのです。父よ。御名の栄光を現わしてください。」
そのとき、天から声が聞こえた。
「私は栄光をすでに現わしたし、またもう一度栄光を現わそう。」
そばに立っていてそれを聞いた群衆は、雷が鳴ったのだと言った。ほかの人々は、「御使いがあの方に話したのだ。」と言った。(ヨハネの福音書12:27~12:29)』
父なる神様の御声は、誰のために発せられたのでしょうか。それは間違いなく、人々のために、特に弟子たちのためになのです。人によっては、雷が鳴ったとか、聞き取れない場合があるようですが、弟子には、はっきりと聞こえたのではないでしょうか。
神様は、今もこのように実際に、声をかけてくださるのでしょうか。確かに、すでに私たちには、『神の言葉』である聖書が与えられています。しかも一人一人に一冊以上の聖書を手に取ることが出来るのです。
しかし私はあえて申し上げます。神様の御心次第によっては、その人の耳に聞こえるように声をかけてくださることも有りうると言うことを。
多くの場合には、内住されておられる聖霊様が、かすかな声で語られる事が、ほとんどですが。》