◇◆◇日々のみ言葉
2017年6月15日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章42節】
9:42 その子が近づいて来る間にも、悪霊は彼を打ち倒して、激しくひきつけさせてしまった。それで、イエスは汚れた霊をしかって、その子をいやし、父親に渡された。
◎ショートメッセージ
《イエス様は言われました。
「ああ、不信仰な、曲がった今の世だ。いつまで、あなたがたと一緒にいて、あなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。あなたの子をここに連れて来なさい。」
その子が近づいて来る間にも、悪霊は彼を打ち倒して、激しくひきつけさせた、とは悪霊の最後のあがきです。
創造主であり、かつては彼らの主であられたイエス様には、敵うはずもありません。
ルカは、イエス様が汚れた霊をしかったとだけ書いていますが、マルコは、イエス様と息子の父親との会話を掲載しています。
マルコの福音書によりますと、
『イエスはその子の父親に尋ねられた。
「この子がこんなになってから、どのくらいになりますか。」
父親は言った。
「幼い時からです。この霊は、彼を滅ぼそうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。ただ、もし、おできになるものなら、私たちをあわれんで、お助けください。」
するとイエスは言われた。
「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」
するとすぐに、その子の父は叫んで言った。
「信じます。不信仰な私をお助けください。」
イエスは、群衆が駆けつけるのをご覧になると、汚れた霊をしかって言われた。
「おしとつんぼの霊。わたしが、おまえに命じる。この子から出て行きなさい。二度と、はいってはいけない。」
するとその霊は、叫び声をあげ、その子を激しくひきつけさせて、出て行った。するとその子が死人のようになったので、多くの人々は、「この子は死んでしまった。」と言った。しかし、イエスは、彼の手を取って起こされた。するとその子は立ち上がった。(マルコの福音書9:21~9:27)』
ここで父親は、「ただ、もしお出来になるものなら」と言いました。もしかしたら、父親の不信仰のゆえに、弟子たちには追い出せなかったのかも知れません。と考えますと、「ああ、不信仰な、曲がった今の世だ。いつまで、あなたがたと一緒にいて、あなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。」と言う言葉は、この父親に向けてイエス様が語られたとも考えられるのです。
イエス様は、「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」と答えられました。
人間には出来ないことを、イエス様はなされました。そしてその根底には、やはり主イエス様への信仰が問われるのではないでしょうか。私たちは、どれほど神様に、そしてイエス様に信頼し信じているのでしょうか。
まさしく、『信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。(ヘブル人への手紙11:8)』》