• 日々のみ言葉 2017年6月22日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年6月22日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書9章51節~52節】
    9:51 さて、天に上げられる日が近づいて来たころ、イエスは、エルサレムに行こうとして御顔をまっすぐ向けられ、
    9:52 ご自分の前に使いを出された。彼らは行って、サマリヤ人の町にはいり、イエスのために準備した。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所から、さらに学んで見たいと思います。

     さて「天に上げられる日が近づいて来た頃」とは、イエス様がエルサレムにおいて、十字架にかけられ、死ぬことを意味しています。
     普通、ユダヤ人は、ガリラヤからエルサレムに行くには、ヨルダン川沿いの道を行くのですが、エルサレムに急ぐ者は、近道であるサマリヤを通って、三日で行くことが出来たのでした。
     この時、なぜイエス様はあえてサマリヤ経由の道を選ばれたのでしょうか。それには理由があったはずです。
     一番考えられる理由とは、友人ラザロの病気の知らせを受け取ったからではないでしょうか。もちろん断定は出来ませんが。

     さて、この時のイエス様の一行は、どれくらいの人数になっていたのでしょうか。十二使徒とイエス様で、十三名だったでしょうか。

     いいえ、マグダラのマリヤを始めとする多くの女たちも一緒であったに違いありません。おそらくその中には、母マリヤもいたと思われます。

     ルカの福音書10章には、さらに次のように書かれています。

    『その後、主は、別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先にお遣わしになった。(ルカの福音書10:1)』

     とすれば、ガリラヤからサマリヤ経由にて、エルサレムに向かわれるイエス様一行の人数は、少なく見積もってみても、百人近くではなかったでしょうか。

     当然、その団体が移動するには、宿が必要となります。今の時代でも、百人が泊まるには、いきなり押しかけたとしても、それだけの人数を収容出来るホテルは、すぐには見つかるはずもありません。ホテル側にしてみたら、なぜ予約しないのか、と憤慨するに決まっています。

     ましてや、今から二千年も前の話ですので、それゆえイエス様は、先に使いを送られて、三日の道程、すなわち二泊する場所を備えに行かせたのです。

     さて、スカルの町には寄られたのでしょうか。
     以前、ヤコブの井戸の側で、一人のサマリヤの女性に出会われたイエス様は、彼女を救いに導き、その女性の証しと伝道によって、スカルの町に大きなリバイバルを起こさせたことがあります。

     ヨハネによりますと、
    『さて、その町のサマリヤ人のうち多くの者が、「あの方は、私がしたこと全部を私に言った。」と証言したその女の言葉によってイエスを信じた。
     そこで、サマリヤ人たちはイエスのところに来たとき、自分たちのところに滞在してくださるように願った。そこでイエスは二日間そこに滞在された。そして、さらに多くの人々が、イエスの言葉によって信じた。
    そして彼らはその女に言った。「もう私たちは、あなたが話したことによって信じているのではありません。自分で聞いて、この方が本当に世の救い主だと知っているのです。」(ヨハネの福音書4:39~4:42)』と書かれています。

     弟子たちは、そのことを鮮明に覚えていましたし、そのスカルの町に一泊することを考えても不思議ではないと思われます。
     もし、そうだとして、二・三年経ったこの時に、彼らがイエス様を受け入れなかったとするならば、ヤコブとヨハネが怒りを覚えたとしても、分かるような気もいたします。》

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