◇◆◇日々のみ言葉
2017年6月27日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章59節~60節】
9:59イエスは別の人に、こう言われた。「私について来なさい。」しかしその人は言った。「まず行って、私の父を葬ることを許してください。」
9:60 すると彼に言われた。「死人たちに彼らの中の死人たちを葬らせなさい。あなたは出て行って、神の国を言い広めなさい。」
◎ショートメッセージ
《昨日からイエス様と三人の人の話を学びます。
今日は、二人目の男の人です。
この人の場合には、何とイエス様の方から、「私について来なさい。」と言われたのです。すなわち弟子にすると、言われるのです。これは大変名誉なことではありませんか。
今もイエス様は、多くの人々に語りかけておられます。
「私について来なさい。」と。
それに対して、この男の人の答えは、
「まず行って、私の父を葬ることを許してください。」とのことでした。
何と気の毒なことなのでしょうか。彼の父は、昨日か今日突然に亡くなられ、彼は葬儀に向かっている時であったのでしょうか。愛する父を葬る責任があることから、彼はおそらく長子であったと思われます。
その急な時に、イエス様に声をかけられたのでしょうか。「私について来なさい。」と。
「まず行って、私の父を葬ることを許してください。」
それに対して、イエス様は、
「死人たちに彼らの中の死人たちを葬らせなさい。」と答えられたのです。
イエス様は何と薄情なお方なのでしょうか。長男である彼に、跡継ぎである彼に、愛する父親の葬儀には出てはならない、と言っておられるのですから。
いいえ。いいえ。違います。違うのです。
彼は、長子であり跡継ぎですから、自分の父親が死んでから、そしてその葬儀の義務を果たしてから、イエス様に従うと言っているのです。
つまり、イエス様に従うことを、引き延ばしているだけなのです。父親が死ぬまでは、イエス様の所には戻ってはこられません、と言っているようなものです。
イエス様に出会い、救われた人々は永遠のいのちをいただいて、生まれ変わっています。
しかし、主イエス様を信じない人々は、生きていても霊的には死人なのです。
それだからこそイエス様は、「死人たちに彼らの中の死人たちを葬らせなさい。」と言われたのです。
そして、「あなたは出て行って、神の国を言い広めなさい。」と命じられました。彼に家を出なさい、と言われ、実はそれこそが、最大の親孝行につながるのです。もし彼の働きによって、家族や父親が救われたとしたら、どんなにか素晴らしいことでしょうか。
今でも、多くの人々が、信仰告白を、あるいは洗礼を受けることを、様々な理由を編み出して、引き延ばしています。
しかし、何時までその人の命の火は、保証されているのでしょうか。明日、あなたが生きていると言う保証は、どこにもないのです。》