◇◆◇日々のみ言葉
2017年7月6日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書10章9節】
10:9「そして、その町の病人を直し、彼らに、『神の国が、あなたがたに近づいた。』と言いなさい。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様が、十二使徒とは別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先に遣わした時に、彼らに言われた教えについて、引き続き学んでいます。今日はその六回目となります。
イエス様は、
「その家に泊まっていて、出してくれる物を飲み食いしなさい。働く者が報酬を受けるのは、当然だからです。家から家へと渡り歩いてはいけません。どの町にはいっても、あなたがたを受け入れてくれたら、出される物を食べなさい。」と言われたのです。
「働く者」とは、何をするのでしょうか。
そのことが、次にイエス様が言われた今日の聖書箇所なのです。
「その町の病人を直し、彼らに、『神の国が、あなたがたに近づいた。』と言いなさい。」
イエス様が、七十人の弟子たちに与られた仕事とは、
一つ目は、「病人を直す」ことです。
イエス様は、十二使徒に権威を授け、送り出された時には、このように言われました。
『イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直すためであった。
さて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。
イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。
「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません。イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。(マタイの福音書10:1~10:8)』
と。
イエス様はここでは、かなり具体的に十二使徒たちに命じています。ルカは省略していますが、七十人の弟子たちにも同じ権威を授けたのではないでしょうか。
もし十二使徒には十二使徒だけとしての、そして七十人には七十人だけとしての、権威であったとしたら、もはや十二使徒と同じような働きを、後世のクリスチャンは、出来ないことになってしまいます。
私たちは、使徒パウロを知っています。パウロは、公生涯に生きていたイエス様とは、人格的には、会ってはいません。にもかかわらず、十二使徒と同じくらいの権威が与えられています。
まさしく主イエス様の弟子は、師と同じくらいの働きが出来るのです。》