◇◆◇日々のみ言葉
2017年7月7日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書10章10節~12節】
10:10「しかし、町にはいっても、人々があなたがたを受け入れないならば、大通りに出て、こう言いなさい。
10:11 『私たちは足についたこの町のちりも、あなたがたにぬぐい捨てて行きます。しかし、神の国が近づいたことは承知していなさい。』
10:12 あなたがたに言うが、その日には、その町よりもソドムのほうがまだ罰が軽いのです。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様が、十二使徒とは別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先に遣わした時に、彼らに言われた教えについて、引き続き学んでいます。今日はその七回目となります。
イエス様は、このように言われたのです。
「どの町にはいっても、あなたがたを受け入れてくれたら、出される物を食べなさい。そして、その町の病人を直し、彼らに、『神の国が、あなたがたに近づいた。』と言いなさい。」
つまり弟子たちを、受け入れる町、そして受け入れない町があることを言われています。
そして、ここから分かることは、受け入れてくれた町においては、その町の病人を直しなさい、と言うことなのです。そして彼らに、『神の国が、あなたがたに近づいた。』と宣言せよ、と言われるのです。
しかし、その町が彼らを受け入れない場合は?
それが本日の聖書箇所なのです。
もし、弟子たちが、先にその町の病人をいやし、それから『神の国が、あなたがたに近づいた。』と言うならば、そのいやしの御わざを見た町の人々は、驚愕して彼らを受け入れないでしょうか。
もしかしたら、この時には、イエス様はもちろんのこと、すでに十二使徒の名前も顔も、少しはユダヤの人々に知れ渡っていたかも知れません。
それゆえ、新たに七十人を遣わされ、彼らが「自分たちは、イエス様から遣わされて来ました。」と言っても、信じ受け入れる町ばかりではなく、信ぜず受け入れない町もあったことを教えています。十二使徒であったならば、受け入れたに相違ありません。
それゆえイエス様は、「しかし、町にはいっても、人々があなたがたを受け入れないならば、大通りに出て、こう言いなさい。『私たちは足についたこの町のちりも、あなたがたにぬぐい捨てて行きます。しかし、神の国が近づいたことは承知していなさい。』あなたがたに言うが、その日には、その町よりもソドムのほうがまだ罰が軽いのです。」
「ソドム」と「ゴモラ」においては、残念ながら主の訪れはありませんでした。ロトの所に行ったのは、二人の御使いだけだからです。しかし、この時には、イエス様は、ご自分が行こうとしておられる町に、先触れとして弟子たちを遣わされたのです。その後に、ご自身が行くつもりでありました。
もしイエス様が、アブラハムの時代に現われて、ソドムとゴモラの人々の前で、奇蹟を行なったのなら、彼らは悔い改めたかも知れないのです。いや悔い改めたからこそ、「その日には、その町よりもソドムのほうがまだ罰が軽いのです。」と言われたのです。》