• 日々のみ言葉 2017年7月8日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年7月8日(土)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書10章13節~14節】
    10:13「ああコラジン。ああベツサイダ。おまえたちの間に起こった力あるわざが、もしもツロとシドンでなされたのだったら、彼らはとうの昔に荒布をまとい、灰の中にすわって、悔い改めていただろう。
    10:14しかし、さばきの日には、そのツロとシドンのほうが、まだおまえたちより罰が軽いのだ。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様が、十二使徒とは別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先に遣わした時に、彼らに言われた教えの学びの八回目となります。

     イエス様は言われました。
    「しかし、町にはいっても、人々があなたがたを受け入れないならば、大通りに出て、こう言いなさい。『私たちは足についたこの町のちりも、あなたがたにぬぐい捨てて行きます。しかし、神の国が近づいたことは承知していなさい。』あなたがたに言うが、その日には、その町よりもソドムのほうがまだ罰が軽いのです。」

     その後に言われたお言葉が、本日の聖書箇所ですが、実は、イエス様は、十二使徒に権威を授けて、彼らを遣わされた後、同じことを語られているのです。

     マタイの福音書によりますと、
    『それから、イエスは、数々の力あるわざの行なわれた町々が悔い改めなかったので、責め始められた。「ああコラジン。ああベツサイダ。おまえたちのうちで行なわれた力あるわざが、もしもツロとシドンで行なわれたのだったら、彼らはとうの昔に荒布をまとい、灰をかぶって悔い改めていたことだろう。しかし、そのツロとシドンのほうが、おまえたちに言うが、さばきの日には、まだおまえたちよりは罰が軽いのだ。(マタイの福音書11:20~11:22)』と書かれてあります。

     コラジンとは、ガリラヤの町の一つで、この地の人々はイエス様を通してなされた奇蹟的な働きを体験し、また福音に接したが、真の信仰に至らなかったようです。

     またベツサイダとは、「漁師の家」という意味のアラム語を音訳した町の名であり、イエス様の最初の弟子となった漁師アンデレ、ペテロとピリポの故郷であるガリラヤの町を指します。そこでイエス様は盲人をいやされましたが、町の人々の不信仰を嘆いたこともあったのです。

     このことから、イエス様は、ペリシテ人の町であったツロとシドンにおいては、奇蹟の御わざを、何一つなされなかったことが分かります。

     そして、この言葉はこれから起こる預言でもあるのです。「さばきの日」とは、二つの意味を持っています。一つは、エルサレムが陥落し、ユダヤ人が散り散りにされる紀元70年、そしてもう一つは、最後のさばきの日を指しています。

     ツロとシドンは、異邦人の町であり、また異教の町でもありました。しかしコラジンとベツサイダはガリラヤの町であって、イエス様は少なくとも一回は訪問し、奇蹟の御わざをなされておられるのです。メシヤとしての「しるし」を見たにもかかわらず、やがて彼らは、イエス様を疑うことになるのです。すなわち背教するのです。

     それゆえ、
    「おまえたちの間に起こった力あるわざが、もしもツロとシドンでなされたのだったら、彼らはとうの昔に荒布をまとい、灰の中にすわって、悔い改めていただろう。」

     そして、
    「そのツロとシドンのほうが、おまえたちに言うが、さばきの日には、まだおまえたちよりは罰が軽いのだ。」と言われるのです。》

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