• 日々のみ言葉 2017年7月20日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年7月20日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書10章25節】
    10:25 すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスをためそうとして言った。「先生。何をしたら永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」

    ◎ショートメッセージ
    《ここから、ルカは画面を切り替えています。
    「ある律法の専門家」とは、律法学者を表わしています。この記事は他の共観福音書にも記載されています。

     マタイの福音書によれば、
    『そして、彼らのうちのひとりの律法の専門家が、イエスをためそうとして、尋ねた。
     「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」
     そこで、イエスは彼に言われた。
    「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」(マタイの福音書22:35~22:40)』と書かれています。

     そしてマルコの福音書によりますと、
    『律法学者がひとり来て、その議論を聞いていたが、イエスがみごとに答えられたのを知って、イエスに尋ねた。
    「すべての命令の中で、どれが一番たいせつですか。」
     イエスは答えられた。
    「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」
     そこで、この律法学者は、イエスに言った。
    「先生。そのとおりです。『主は唯一であって、そのほかに、主はない。』と言われたのは、まさにそのとおりです。また『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する。』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれています。」
    イエスは、彼が賢い返事をしたのを見て、言われた。
    「あなたは神の国から遠くない。」
     それから後は、誰もイエスにあえて尋ねる者がなかった。(マルコの福音書12:28~12:34)』と書かれています。

     マタイとマルコの福音書に書かれた記事は、その状況と内容から言って、間違いなく同じ場所にて起こった出来事が書かれています。両方の記事を比較して見ますと、マルコの福音書の方が、より詳細に書かれています。

     ところで、今日から学ぶルカの福音書の箇所ですが、その内容、そしてその後にイエス様が語られた「良きサマリヤ人」のたとえ話の掲載から、マタイとマルコの同一平行記事ではなく、別に起こった出来事と考える方が理にかなっていると思います。
     それでは、「良きサマリヤ人」のたとえ話を学んで行きたいと思います。》

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