◇◆◇日々のみ言葉
2017年7月21日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書10章26節~27節】
10:26 イエスは言われた。「律法には、何と書いてありますか。あなたはどう読んでいますか。」
10:27 すると彼は答えて言った。「『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』また『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』とあります。」
◎ショートメッセージ
《ルカは、律法学者が、心から求めての質問ではなく、イエス様を陥れようとして、彼が質問したと書いています。
もちろんイエス様は、まことの神様であられますから、瞬時にして相手の意図を読み取ってしまいます。
「先生。何をしたら永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」
ところで、この律法学者は、この答えを知っていないのでしょうか。もちろん知っているのです。
なぜならイエス様が、それまでに何度も、彼ら律法学者たちに教えて来たからです。
『「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、私について証言しているのです。それなのに、あなたがたは、いのちを得るために私のもとに来ようとはしません。」(ヨハネの福音書5:39~5:40)』
「先生。何をしたら永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」
この質問の答えは、たった一つです。それは主イエス様のもとに来ることです。イエス様を「メシヤ」として信じ、受け入れることなのです。
このお方を通してでなければ、永遠のいのちに、入ることが出来ないのです。本当に「狭い門」なのです。
それゆえ、あえてイエス様は、質問に質問すると言う、答えをされたのです。
「律法には、何と書いてありますか。あなたはどう読んでいますか。」
律法の専門家、すなわち律法学者である彼に取っては、そんなことは朝飯前の得意中の得意です。
声高らかに、答えます。
「『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』また『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』とあります。」
前半は、申命記からの引用です。
『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。(申命記6:5)』
そして後半は、レビ記からの引用なのです。
『復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない。あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。私は主である。(レビ記19:18)』
彼の答えは、主イエス様に取っても、満足出来るものだったのです。しかし?
続きは、また明日に学びます。》