• 日々のみ言葉 2017年7月26日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年7月26日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書10章36節~37節】
    10:36「この三人の中で誰が、強盗に襲われた者の隣人になったと思いますか。」
    10:37彼は言った。「その人にあわれみをかけてやった人です。」するとイエスは言われた。「あなたも行って同じようにしなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《『良きサマリヤ人』を数回に分けて学んで来ましたが、今日はその結論について、共に考えて見たいと思います。

     ますは、もう一度、そのたとえの全文に目を通して見ましょう。

    「ある人が、エルサレムからエリコへ下る道で、強盗に襲われた。強盗どもは、その人の着物をはぎとり、なぐりつけ、半殺しにして逃げて行った。
     たまたま、祭司がひとり、その道を下って来たが、彼を見ると、反対側を通り過ぎて行った。
     同じようにレビ人も、その場所に来て彼を見ると、反対側を通り過ぎて行った。」
    しかし彼は、自分の正しさを示そうとしてイエスに言った。
     ところが、あるサマリヤ人が、旅の途中、そこに来合わせ、彼を見てかわいそうに思い、近寄って傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで、ほうたいをし、自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行き、介抱してやった。
     次の日、彼はデナリ二つを取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『介抱してあげてください。もっと費用がかかったら、私が帰りに払います。』」

    「この三人(祭司・レビ人・サマリヤ人)の中で、誰が強盗に襲われた者の隣人になったと思いますか。」

    「その人に哀れみをかけてやった人です。」

     律法の専門家である彼は、そう答えるしかありませんでした。この時、彼の心の中に何か変化が起こったのではないでしょうか。イエス様の語られた言葉は、真に神様の言葉なのです。その力あるお言葉は、彼の魂も霊をも、貫いたに違いありません。

     しかし彼の答えに注目して見て下さい。彼は「サマリヤ人」とは、答えることが出来なかったのです。それは、律法の専門家である彼のプライドを大いに傷つけるものだったからでした。

    「あなたも行って同じようにしなさい。」

     ユダヤ人だけが隣人ではなく、異邦人であってもサマリヤ人であっても、皆が隣人であることを、イエス様は彼に、いいえ、多くの人々に教えておられるのです。

     この後の彼が、イエス様のお言葉に従って、弟子になったかどうかは分かりかねますが、ニコデモとアリマタヤのヨセフ以外にも、律法学者が救われ、イエス様の忠実な弟子になった可能性は、大いに考えられることです。それだからこそ、使徒ヨハネは、この記事を掲載したのではないでしょうか。

     さて結論です。

     この『良きサマリヤ人』こそ、イエス様ご自身です。イエス様は、確かに選民であるユダヤ人のメシヤとして遣わされました。しかし、その愛は同胞だけに留まらず、虐げられている多くの人々に注がれているのです。

     その哀れみは、まさしくすべての人々に、そして遠く離れた日本の私たちにも向けられているのです。
     イエス様は、日本を愛しておられます。イエス様は、あなたを愛しておられるのです。》

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