◇◆◇日々のみ言葉
2017年8月2日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書11章1節~4節】
11:1 さて、イエスはある所で祈っておられた。その祈りが終わると、弟子のひとりが、イエスに言った。「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください。」
11:2 そこでイエスは、彼らに言われた。「祈るときには、こう言いなさい。『父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。
11:3 私たちの日ごとの糧を毎日お与えください。
11:4 私たちの罪をお赦しください。私たちも私たちに負いめのある者をみな赦します。私たちを試みに会わせないでください。』」
◎ショートメッセージ
《ルカの福音書に書かれた「主の祈り」について、今日は三回目の学びとなります。
今回は、簡単に主の教えられた祈りの内容について考えて見ましょう。
まず最初に、イエス様は、「神様」ではなく「父よ。」と呼びかけなさいと言われています。
この世界を創造された神様なるお方を、どうしてこんなにも親しい呼び名で呼ぶことが許されるのでしょうか。
使徒パウロはこのように言っています。
『神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父。」と呼びます。(ローマ人への手紙8:14 ~8:15)』
聖霊様が降られた後に、主イエス様を信じる者は、御霊(聖霊様)によって神の子どもとされました。イエス様が長兄であられ、私たちは、主に続く弟であり妹なのです。それゆえ、父なる神様を、イエス様と同じように、「天のお父様」と呼ぶことが出来るのです。
「御名があがめられますように」
原文では、「御名が聖くされますように」と言う意味です。それは神様のお名前が汚されないことを意味します。すなわち人々が、神様の聖い戒めを守り従うことによって、成し遂げられるのです。
「御国が来ますように」
御国とは神の国を表わします。そして神の国とは、神の支配と言う意味です。この世は、現実には悪魔の支配下にあります。しかしクリスチャンが一人増えることによって、神の国は拡大して行くのです。
やがて主イエス様が、全世界を治められ、まさしく神の国である「千年王国」がやって来ます。(その前に、大艱難時代がありますが。)
私たちは、その国がいち早くやって来るように、一人でも多くの人を主イエス様の御元に連れて来なければなりません。
そうなのです。「異邦人の時」が満ちた時こそが、「公の教会」の完成であり、主イエス様が、花嫁である教会を迎えに来られる時なのです。
その時、全世界の空一杯にラッパの音が響き渡ります。そして主イエス様が、空中に来られます。私たちは、一挙に引き上げられ、イエス様にお会いするのです。
「主の祈り」の後半の内容については、明日引き続き学んで行くことにしましょう。》