◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月4日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章39節~40節】
12:39「このことを知っておきなさい。もしも家の主人が、どろぼうの来る時間を知っていたなら、おめおめと自分の家に押し入られはしなかったでしょう。
12:40 あなたがたも用心していなさい。人の子は、思いがけない時に来るのですから。」
◎ショートメッセージ
《ルカの福音書12章35節から40節は、「イエス様の再臨」のことについて書かれています。イエス様は再び来られることを教えています。そして、それを待つ心構えについて、「主人の帰りを待つしもべ」のたとえを用いて教えています。
「腰に帯を締め、あかりをともしていなさい。主人が婚礼から帰って来て戸をたたいたら、すぐに戸をあけようと、その帰りを待ち受けている人たちのようでありなさい。 帰って来た主人に、目をさましているところを見られるしもべたちは幸いです。まことに、あなたがたに告げます。主人のほうが帯を締め、そのしもべたちを食卓に着かせ、そばにいて給仕をしてくれます。
主人が真夜中に帰っても、夜明けに帰っても、いつでもそのようであることを見られるなら、そのしもべたちは幸いです。」
そして、その次に続く言葉が、今日の聖書箇所となります。
このたとえ話は、十二使徒たちに取っては、一体何のことか皆目見当がつかなかったに違いありません。
なぜならイエス様は、今目の前におられ、そして彼らは、まことに何もかも捨ててイエス様に付き従って来たからです。
イエス様の言葉は、彼らを残して、一度どこかに行かれることが前提となっています。そして彼らの所に戻って来るのが、真夜中か夜明けか、はたまた思いがけない時だと、言われているのです。
「どろぼう」が人の家に盗みに入いろうとする時には、前もって、何時忍び込むのかを予告することはあり得ません。もしそんなことをすれば、すぐに捕まってしまいます。
その家の住人が寝静まった頃や、あるいは誰もいない家を狙って来るのです。
そのどろぼうのように、「人の子」すなわち主イエス様が、戻って来られるのが、思いがけない時になるのだから、用心していなさい、とのことなのです。
このことから、主イエス様の再臨の時は、誰も分からないと言うことと、思いがけない時に、主はもう一度来られると言うことです。ですから目を覚まして、主イエス様の再臨を待ち望んでいなければならないわけです。
そしてそれと同時に、主のしもべとして忠実な姿勢で、主に再臨を待ち望んでいることが、求められています。それは、教会生活のことです。なぜなら、イエス様は、花嫁である「教会」を迎えに来られるからです。
イエス様が話されている対象は、間違いなく弟子たちに、そして今生きている私たちにです。
なぜなら、主イエス様の本当の再臨の時には、その時、全世界で生き残っているすべての人々に、イエス様の再臨のしるしが、大空に現われるからです。その時、すべての人々は知るのです。イエス様こそが、人類のまことの「救い主」であることを。
よって、私たちが学んで来た「主人の帰りを待つしもべ」のたとえは、「携挙」の他、何ものでもないのです。》