◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月6日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章42節~44節】
12:42主は言われた。「では、主人から、その家のしもべたちを任されて、食事時には彼らに食べ物を与える忠実な思慮深い管理人とは、いったいだれでしょう。
12:43 主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見られるしもべは幸いです。
12:44私は真実をあなたがたに告げます。主人は彼に自分の全財産を任せるようになります。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、「主人の帰りを待つしもべ」のたとえを話されました。そこで、御側で聞いていたペテロが質問したのです。
「主よ。このたとえは私たちのために話してくださるのですか。それともみなのためなのですか。」
その質問の答えとして、「忠実な管理人」とは、いったい誰であるのか、イエス様は話されたのです。
ここでもイエス様は、「弟子たちのためです。」、あるいは「皆のためです。」とは直接に答えられず、さらに奥義を語られるのです。
ここで、さらなる真理が書かれています。すなわち、主人の帰りを待つしもべは、その家の管理人であることです。しかも彼は、その家のしもべたちを任されています。しかも彼らに食べ物を与えるのです。
ここから、この答えは、十二使徒を含む弟子たちのため、あるいは主の羊を任される長老あるいは指導者たちのためであることが分かります。
食事時とは、もちろん肉の糧を表現しているだけでなく、霊の糧をも表わしています。
イエス様が言われた通りです。
『イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つの言葉による。』と書いてある。」(マタイの福音書4:4)』
そして、その「忠実な思慮深い管理人」には、ご褒美が与えられると言うのです。
「私は真実をあなたがたに告げます。主人は彼に自分の全財産を任せるようになります。」
これは、とても理解出来ないほどの大きな恵みであると言えます。
それでは、実際の十二使徒たちの最後はどうであったのでしょうか。イスカリオテのユダは別として、多くの者が殉教して行きます。最後にただ一人だけ、二世紀まで生き残ったヨハネでさえ、島流しとされるのです。彼らは、この時のイエス様の約束の成就を見ることはありませんでした。
しかし彼らは、やがて来る千年王国において、何とイスラエルの十二部族を裁く者とされるのです。
また、主のしもべとして羊の世話をする者たちは、まさに天においてたくさんの宝を積むことになるのです。
そして教会を支える一般の信者の方々も、同じ恵みに預かることになります。なぜなら彼らも、その周りの未信者の方々の世話を任されているからなのです。》