◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月13日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章57節】
12:57 「また、なぜ自分から進んで、何が正しいかを判断しないのですか。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、それまでは、ご自分の側にいる十二使徒たちを含む弟子たちに教えておられましたが、それを止め、今度は群衆に向かって話し出しました。
「あなたがたは、西に雲が起こるのを見るとすぐに、『にわか雨が来るぞ。』と言い、事実そのとおりになります。また南風が吹きだすと、『暑い日になるぞ。』と言い、事実そのとおりになります。偽善者たち。あなたがたは地や空の現象を見分けることを知りながら、どうして今のこの時代を見分けることができないのですか。」
実は、この言葉は群衆の中に隠れ潜んでいたパリサイ人や律法学者に向けて話されたことを昨日学びました。その続きの言葉が、今日の聖書箇所となります。
これこそ、まさにそのターゲットが、彼らであることが分かります。
「また、なぜ自分から進んで、何が正しいかを判断しないのですか。」
パリサイ人や律法学者たちは、旧約聖書に通じていました。彼らは、聖書に書かれたメシヤ預言を熟知していたのです。
それにも関わらず、なぜ彼らは目の前におられるお方が、まことの神様であられ、人の子として来て下さったメシヤであることが分からなかったのでしょうか。しかも聖書に預言された、メシヤなるお方の成せる数々の奇蹟を目の当たりにしながら。
それは、彼らのプライドや名声や地位が邪魔をしているのです。なぜなら彼らは、自分たちこそが、最も律法を厳格に守り、そして清められた者であると自負していたからです。それと同時に、自分たちこそが一番正しいと思っていたからです。
しかし、聖書を本当に勉強し、自分のものとした者には、イエス様が誰であるのかが、分かるはずなのです。だからこそニコデモやアリマタヤのヨセフは、主イエス様に出会うことが出来たのです。
『さて、パリサイ人の中にニコデモという人がいた。ユダヤ人の指導者であった。この人が、夜、イエスのもとに来て言った。
「先生。私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられるのでなければ、あなたがなさるこのようなしるしは、だれも行なうことができません。」(ヨハネの福音書3:1~3:2)』と書かれたある通りです。
さてイエス様は、ここでもパリサイ人や律法学者たちに悔い改めを迫っておられます。
「正しい判断」をすることとは、永遠のいのちにつながることであり、最後の裁きから救い出されることを意味しています。
しかし、イエス様の切なる願いにもかかわらず、多くのパリサイ人や律法学者たちは、イエス様を信じ受け入れようとはせず、救われなかったのです。》