◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月14日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書12章58節~59節】
12:58「あなたを告訴する者と一緒に役人の前に行くときは、途中でも、熱心に彼と和解するよう努めなさい。そうでないと、その人はあなたを裁判官のもとにひっぱって行きます。裁判官は執行人に引き渡し、執行人は牢に投げ込んでしまいます。
12:59 あなたに言います。最後の一レプタを支払うまでは、そこから決して出られないのです。」
◎ショートメッセージ
《この箇所も尾山令仁先生の現代訳を掲載し、比較しながら考えて見たいと思います。
『12:58「今の時代は、最後の裁きに向かっている途中にあります。ですから、あなたがたは神様との和解をしなければなりません。
12:59 そうでないと、最後に裁かれてしまいます。」(現代訳聖書より)』
新改訳聖書は、原語に忠実に訳していますが、イエス様の言われたことは、ここでも「たとえ」なのです。尾山先生の現代訳は、イエス様が言われた真意を読み取って意訳しています。
まずイエス様が、誰に向かって話しているのか、もう一度考えてみましょう。イエス様は群衆に向かって話されています。しかしそのターゲットは、群衆全員ではなく、その中に紛れ込んでいて、イエス様を陥れようと企んでいるパリサイ人や律法学者たちなのです。
彼らが裁判にかけられるようなことはあり得ない、とも言っても良いかと思います。彼らは、ユダヤの指導者なのです。そして厳格に彼らの律法(口伝律法・昔の人の言い伝え)を守っていて、民から信頼され尊敬されているのです。その彼らが、どうして告訴されるようなことをするのでしょうか。
たとえ、そのようなことを行なったとしても、彼らなりの上手い抜け道を通って、上手に切り盛りするに違いありません。今の日本の政治家のように。
それゆえ、イエス様は彼らを「偽善者たち」と名指されるのです。
ここでもイエス様は、彼らに悔い改めの機会を与えておられます。もしユダヤの指導者たちが、真に悔い改めて、イエス様を救い主として受け入れたとしたら、人類の歴史は大きく変わっていたかも知れません。
なぜなら、その国のトップの者たちが、信仰を持ったとしたら、民全員にまでも、さらなる救いが広がり、国への祝福と恵みが注がれる可能性があるからです。
間もなく総選挙が行なわれます。もし、日本において、国政を任されている政治家たちが、まことの神様であられるイエス様に立ち返ったとしたら、日本への祝福はどれくらい大きなものとなるでしょうか。
しかし彼らは、この時のユダヤの指導者たちと同じように、イエス様を信じようとはせず、靖国神社を参拝し偶像礼拝しているのです。彼らの裁きは、どれほどのものとなるのでしょうか。しかし彼らの為にもイエス様は十字架にかかられたのです。
日本に大リバイバルが起こされ、多くの政治家たちが、まことの創造主なるイエス様の前にひざまずき、涙を流しながら、悔い改める姿が見られたとしたら。その為にも、為政者の為に祈る必要を、強く覚えるのです。》