◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月22日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書13章15節~17節】
13:15 しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たち。あなたがたは、安息日に、牛やろばを小屋からほどき、水を飲ませに連れて行くではありませんか。
13:16 この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか。」
13:17 こう話されると、反対していた者たちはみな、恥じ入り、群衆はみな、イエスのなさったすべての輝かしいみわざを喜んだ。
◎ショートメッセージ
《会堂管理者は、主イエス様が安息日にいやされたことを憤って、会堂の礼拝出席者に向かって大声で叫んだのです。
「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安息日には、いけないのです。」
これは、聴衆に向かって同意を求めているのです。すなわち彼は、イエス様に対して怒り、批判し、その思いを礼拝出席者に共有させようとしているのです。
さてイエス様は、その会堂管理者に、
「偽善者たち。あなたがたは、安息日に、牛やろばを小屋からほどき、水を飲ませに連れて行くではありませんか。」と言われました。
安息日には、歩いて良い距離が決められています。それ以上歩くと仕事をした事になり、律法に違反すると言うわけです。
今でもユダヤ人社会では、安息日には火を起こしません。つまりガスに火を点けることは仕事になるのです。よって彼らは安息日には料理をしないのです。前日に作っておくか、あるいは彼らはレストランに行くのです。
レストランにおいて料理を作っているのは異邦人ですし、もしユダヤ人であったとしても、その者の律法違反になるのであって、レストランで食事を注文し食べる者の罪にはならないのです。
イエス様は、牛やろばのことを持ち出しておられます。水を飲ませに連れて行き、往復するには、それなりの距離が必要です。
その場合、安息日に歩いて良い距離を超える可能性もあるのです。それゆえイエス様は、「偽善者たち」と言われるのです。
安息日は人間の為に設けられたものであって、人間が安息日の為に設けられたのではないのです。
「この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか。」
十八年も病に苦しんでいた婦人がいやされたことは、まさに喜ばしいことであり、神様の御わざの何ものでもありません。
イエス様の権威あるお言葉を聞いて、会堂に列席していたユダヤ人は、恥じ入り、イエス様のなさったすべての輝かしいみわざを喜んだのでした。
すべての栄光は、主イエス様に帰されるべきであり、このお方こそ、私たち人類の唯一の救い主であられるのです。》