◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月23日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書13章18節~19節】
13:18 そこで、イエスはこう言われた。「神の国は、何に似ているでしょう。何に比べたらよいでしょう。
13:19 それは、からし種のようなものです。それを取って庭に蒔いたところ、生長して木になり、空の鳥が枝に巣を作りました。」
◎ショートメッセージ
《ここでイエス様は、神の国について、二つのたとえを用いて教えておられます。それは「からし種」と「パン種」のたとえです。
なぜイエス様は、突然に神の国に対する教えを始められたのでしょうか。それは十八年もの間、腰の曲がった婦人をいやされたことが発端でした。
会堂管理者は、イエス様を批判し、憤りましたが、その会堂に同席していた多くの人々は、神様の御わざを誉め称えたからです。
神の国とは、主イエス様が支配される国のことを言います。この時のユダヤには、まさしく王の王、主の主であるイエス様がおられましたから、間違いなく神の国は到来していたのです。
それでは今現在はどうなのでしょうか。今は確かに「教会時代」です。花婿であるイエス様が、花嫁である「教会」を携えるまで、この時代は続きます。そしてイエス様が、再臨された時に、真に神の国は、この世界に訪れることになるのです。
さて、話を元に戻しましょう。
からし種とは、ほとんど見えないくらいに小さなものです。しかし庭や畑に蒔いて、芽が出て、十分に成長しますと、木になり、空の鳥が枝に巣を作るまでに大きくなるのです。
これは、神の国は、最初は小さいが、やがて大きく広がって行くことをたとえています。
実際には、シモン・ペテロの弟アンデレとゼベタイの子ヨハネの二人の弟子が、バプテスマのヨハネから、イエス様について行った時から始まりました。
やがて十二使徒が選ばれ、さらに六十人の弟子が選ばれ、多くの女性たちがイエス様と行動を共にしたのです。
そのように、神の国は、次第に大きく広がって行くことになります。
主イエス様が、昇天された後には、その働きは十二使徒たちに委ねられました。使徒たちは、様々な所に出て行って、神の国(福音)を宣べ伝えたのです。
そうこうするうちに、ユダヤ人によって迫害が起こり、その迫害者の中から、神様の不思議な摂理によってサウロが選ばれ、サウロはやがてパウロとして、異邦人に福音を伝えることになるのです。
そしてついにローマ帝国は、キリスト教を国教とするようになります。キリスト教はヨーロッパ諸国に広まり、やがて世界中に広まり続けました。
その恩恵に預かれたこそ、エルサレムから最も東に位置する日本の私たちは、まことの神様であられるイエス様に出会うことが出来たのですから。》