◇◆◇日々のみ言葉
2017年10月28日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書13章27節~28節】
13:27 「だが、主人はこう言うでしょう。『私はあなたがたがどこの者だか知りません。不正を行なう者たち。みな出て行きなさい。』
13:28 神の国にアブラハムやイサクやヤコブや、すべての預言者たちがはいっているのに、あなたがたは外に投げ出されることになったとき、そこで泣き叫んだり、歯ぎしりしたりするのです。」
◎ショートメッセージ
《「主よ。救われる者は少ないのですか。」と言う人がいました。イエス様は、その質問をした人にではなく、周りに集まっていた大勢の人々に答えられたのです。
「努力して狭い門からはいりなさい。なぜなら、あなたがたに言いますが、はいろうとしても、はいれなくなる人が多いのですから。
家の主人が、立ち上がって、戸をしめてしまってからでは、外に立って、『ご主人さま。あけてください。』と言って、戸をいくらたたいても、もう主人は、『あなたがたがどこの者か、私は知らない。』と答えるでしょう。
すると、あなたがたは、こう言い始めるでしょう。『私たちは、ご一緒に、食べたり飲んだりいたしましたし、私たちの大通りで教えていただきました。』と。」
この後、引き続き言われたことが、本日の御言葉となります。実はイエス様は、この教えを、人々の中に混じっているパリサイ人や律法学者たちに向けて言われています。
「主人」とは、誰を指すのでしょうか。父なる神様です。つまり神様が、外で門を叩く者たちに、このように言われるのです。
『私はあなたがたがどこの者だか知りません。不正を行なう者たち。みな出て行きなさい。』
かつてノアは、百年間かけて、海からかなり離れた陸地の中、しかもそれなりの高台に、大きな箱船を造りました。誰がどう考えてみても、常識から言って、こんな高い土地にまで、しかも海から何十キロも離れている場所に、どうやって水が来ると言うのでしょう。いくら大きな津波であっても、それは無理と言うものなのです。
もしノアが、海辺の近くに箱船を建造したとしたら、ノアの話を信じて、共に箱船に乗る人々も起こされたのかも知れません。
やがて箱船が完成し、四十日四十夜、大雨が降り、ついに水が怒濤のごとく押し寄せて来た時、ノアの箱船の入り口には、多くの人々が、乗る為にやって来たと思われるのです。
「ノアよ。分かった、信じるから開けてくれ。乗せてくれ。」と彼らが、入り口を力一杯叩いたとしても、もうその扉は開くことはありませんでした。なぜなら、その扉を閉じられたのは、主なる神様ご自身であったからです。
イエス様は、神の国にアブラハム、イサクとヤコブ、そしてすべての預言者たちが入っていることを宣言されています。それは、ご自身が一人の人間として、この世に来る前に、神の国において、すでに顔見知りであることを意味しています。
「あなたがたは外に投げ出されることになったとき、そこで泣き叫んだり、歯ぎしりしたりするのです。」
そうならない為にも、パリサイ人や律法学者たち、彼らはどうすべきなのでしょうか。簡単なことです。悔い改めて、イエス様を信じ、受け入れ、従えば良いのです。》