◇◆◇日々のみ言葉
2017年11月8日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書14章12節~14節】
14:12 また、イエスは、自分を招いてくれた人にも、こう話された。「昼食や夕食のふるまいをするなら、友人、兄弟、親族、近所の金持ちなどを呼んではいけません。でないと、今度は彼らがあなたを招いて、お返しすることになるからです。
14:13 祝宴を催すばあいには、むしろ、貧しい人、不具の人、足なえ、盲人たちを招きなさい。
14:14 その人たちはお返しができないので、あなたは幸いです。義人の復活のときお返しを受けるからです。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、食卓に同席していたパリサイ人や律法学者たちに、「婚礼の披露宴の上座」のたとえ話を話されました。
そして、次にイエス様は、ご自分を招いてくれたパリサイ派のある指導者の方を向いて話されたのです。ここでイエス様は、ご自身を陥れようとして、罠を仕掛けた彼に対して、「招いてくれた」と言われているのです。
ルカはあえてこの人物の名前を書き記してはいませんが、この時イエス様が彼の名前を言われて話されたことは確実です。イエス様は、すべての人の名前を知っておられるからです。
こんなこともあったからです。
『さて、あるパリサイ人が、一緒に食事をしたい、とイエスを招いたので、そのパリサイ人の家にはいって食卓に着かれた。
すると、その町にひとりの罪深い女がいて、イエスがパリサイ人の家で食卓に着いておられることを知り、香油のはいった石膏のつぼを持って来て、泣きながら、イエスのうしろで御足のそばに立ち、涙で御足をぬらし始め、髪の毛でぬぐい、御足に口づけして、香油を塗った。
イエスを招いたパリサイ人は、これを見て、「この方がもし預言者なら、自分にさわっている女がだれで、どんな女であるか知っておられるはずだ。この女は罪深い者なのだから。」と心ひそかに思っていた。
するとイエスは、彼に向かって、「シモン。あなたに言いたいことがあります。」と言われた。シモンは、「先生。お話しください。」と言った。
「ある金貸しから、ふたりの者が金を借りていた。ひとりは五百デナリ、ほかのひとりは五十デナリ借りていた。彼らは返すことができなかったので、金貸しはふたりとも赦してやった。では、ふたりのうちどちらがよけいに金貸しを愛するようになるでしょうか。」
シモンが、「よけいに赦してもらったほうだと思います。」と答えると、イエスは、「あなたの判断は当たっています。」と言われた。
そしてその女のほうを向いて、シモンに言われた。「この女を見ましたか。私がこの家にはいって来たとき、あなたは足を洗う水をくれなかったが、この女は、涙で私の足をぬらし、髪の毛でぬぐってくれました。あなたは、口づけしてくれなかったが、この女は、私がはいって来たときから足に口づけしてやめませんでした。
7:46 あなたは、私の頭に油を塗ってくれなかったが、この女は、私の足に香油を塗ってくれました。」(ルカの福音書7:36~7:46)』
この箇所からも、イエス様が、すべてをお見通しであることは、明白なのです。もしかしたら、このパリサイ派の指導者は、前回ルカの福音書7章に出て来た、シモンと同一人物であったかも知れません。明日も同じ箇所からの学びとなります。》