◇◆◇日々のみ言葉
2017年11月12日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書14章16節~24節】
14:16 するとイエスはこう言われた。「ある人が盛大な宴会を催し、大ぜいの人を招いた。
14:17 宴会の時刻になったのでしもべをやり、招いておいた人々に、『さあ、おいでください。もうすっかり、用意ができましたから。』と言わせた。
14:18 ところが、みな同じように断わり始めた。最初の人はこう言った。『畑を買ったので、どうしても見に出かけなければなりません。すみませんが、お断わりさせていただきます。』
14:19 もうひとりはこう言った。『五くびきの牛を買ったので、それをためしに行くところです。すみませんが、お断わりさせていただきます。』
14:20 また、別の人はこう言った。『結婚したので、行くことができません。』」
14:21 しもべは帰って、このことを主人に報告した。すると、おこった主人は、そのしもべに言った。『急いで町の大通りや路地に出て行って、貧しい人や、不具の人や、盲人や、足なえをここに連れて来なさい。』
14:22 しもべは言った。『ご主人さま。仰せのとおりにいたしました。でも、まだ席があります。』
14:23 主人は言った。『街道や垣根のところに出かけて行って、この家がいっぱいになるように、無理にでも人々を連れて来なさい。
14:24 言っておくが、あの招待されていた人たちの中で、私の食事を味わう者は、ひとりもいないのです。』」
◎ショートメッセージ
《イエス様と一緒に食卓に着いていた客のひとりが、イエス様に「神の国で食事する人は、何と幸いなことでしょう。」と言ったのです。
するとイエス様は、「盛大な宴会のたとえ」を話されたのです。昨日は、前半について考えて見ました。今日は後半です。
招かれた人は、皆招待状を持っていました。その宴会に出席する返事を出していたのです。また盛大な宴会が催されることも知っていました。
これは、やがて救い主が来られることを、そしてその救い主がどんな奇蹟の御わざを成されるのか、パリサイ人や律法学者たちが知っていたことを表わしているのです。
しかし招待された人々は、様々な理由を見つけては、全員が断り始めたと言うのです。
しもべは帰って、そのことを主人に報告します。
すると、おこった主人は、そのしもべに言うのです。
『急いで町の大通りや路地に出て行って、貧しい人や、不具の人や、盲人や、足なえをここに連れて来なさい。』
これは、本来は招かれていない者たちをその席に招いていることを意味しています。つまりユダヤの宗教的指導者であるパリサイ人や律法学者たちではなく、ユダヤの一般の人々、普通の人々、あるいは虐げられている人々を招いたことを意味しています。
そして、さらにしもべは言うのです。『ご主人さま。仰せのとおりにいたしました。でも、まだ席があります。』
すると、宴会の主人は、『街道や垣根のところに出かけて行って、この家がいっぱいになるように、無理にでも人々を連れて来なさい。』と言います。
これこそが、異邦人の救いなのです。救いはユダヤ人から、異邦人の手に渡されることを預言しているのです。》