• 日々のみ言葉 2017年12月18日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年12月18日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書16章18節】
    16:18「だれでも妻を離別してほかの女と結婚する者は、姦淫を犯す者であり、また、夫から離別された女と結婚する者も、姦淫を犯す者です。」

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は、パリサイ人や律法学者たちに言われました。
    「律法と預言者はヨハネまでです。それ以来、神の国の福音は宣べ伝えられ、だれもかれも、無理にでも、これにはいろうとしています。しかし律法の一画が落ちるよりも、天地の滅びるほうがやさしいのです。」

     ここでイエス様は、バプテスマのヨハネの出現によって、律法の時代、すなわち旧約時代が終わったこと、またバプテスマのヨハネが最後の預言者であることを宣言されたことになります。

     この宣言は、パリサイ人や律法学者たちにとっては、相当に怒りを巻き起こすものであったと思います。

     ある時、イエス様ははっきりとそのことを告げられました。
    『「私が来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。」(マタイの福音書5:17 ~5:18)』と書かれています。

     イエス様だけが、すべての律法を完璧に守ることの出来た唯一のお方なのです。そのことによって律法が成就することになるのです。

     この時、イエス様は「離婚」に関する律法を持ち出して、その解釈をされました。これは最も分かりやすい事柄を用いて、パリサイ人や律法学者たちに教えられたのです。

     同じことを、「山上の垂訓」において、さらに詳しく教えています。

    『「また『だれでも、妻を離別する者は、妻に離婚状を与えよ。』と言われています。しかし、私はあなたがたに言います。だれであっても、不貞以外の理由で妻を離別する者は、妻に姦淫を犯させるのです。また、だれでも、離別された女と結婚すれば、姦淫を犯すのです。」(マタイの福音書5:31 ~5:32)』

     つまり、パリサイ人や律法学者たちは、都合の良いように律法を解釈し、『妻が気にくわなくなった場合には、夫は離婚状を渡せば、離婚することが出来る』と考えていたのです。
     しかしイエス様は「不貞」以外の理由では、離婚出来ないことを言われています。

     このように、パリサイ人や律法学者たちは、自分たちこそが、律法を厳格に正しく守っていて、清められた者である、と主張し、人々の賞賛を得て来ましたが、本当は、自分たちの都合の良い様に律法を解釈し、またうまくすり抜けることが出来るよう、抜け道をも用意していたのです。それだからイエス様は、彼らを「偽善者」とも言われるのです。
     私たちも注意しなければなりません。パリサイ人が落ちた落とし穴は、決して彼らだけのものではなく、私たちも陥る危険性があるのです。常にへりくだって、み言葉と共に歩む必要があるのです。》

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