• 日々のみ言葉 2017年12月19日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年12月19日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書16章19節】
    16:19「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。」

    ◎ショートメッセージ
    《今日から、主イエス様が、金の好きなパリサイ人たちに語られた「金持ちとラザロ」について学んで行きます。

     まず始めに、全文を掲載しますので、全体を良く味わっていただきたいと思います。

    『ある金持ちがいた。いつも紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
     ところが、その門前にラザロという全身おできの貧乏人が寝ていて、金持ちの食卓から落ちる物で腹を満たしたいと思っていた。犬もやって来ては、彼のおできをなめていた。
     さて、この貧乏人は死んで、御使いたちによってアブラハムのふところに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。
     その金持ちは、ハデスで苦しみながら目を上げると、アブラハムが、はるかかなたに見えた。しかも、そのふところにラザロが見えた。
     彼は叫んで言った。
    『父アブラハムさま。私をあわれんでください。ラザロが指先を水に浸して私の舌を冷やすように、ラザロをよこしてください。私はこの炎の中で、苦しくてたまりません。』
     アブラハムは言った。
    『子よ。思い出してみなさい。おまえは生きている間、良い物を受け、ラザロは生きている間、悪い物を受けていました。しかし、今ここで彼は慰められ、おまえは苦しみもだえているのです。そればかりでなく、私たちとおまえたちの間には、大きな淵があります。ここからそちらへ渡ろうとしても、渡れないし、そこからこちらへ越えて来ることもできないのです。』
     彼は言った。
    『父よ。ではお願いです。ラザロを私の父の家に送ってください。私には兄弟が五人ありますが、彼らまでこんな苦しみの場所に来ることのないように、よく言い聞かせてください。』
     しかしアブラハムは言った。
    『彼らには、モーセと預言者があります。その言うことを聞くべきです。』
     彼は言った。
    『いいえ、父アブラハム。もし、だれかが死んだ者の中から彼らのところに行ってやったら、彼らは悔い改めるに違いありません。』
     アブラハムは彼に言った。
    『もしモーセと預言者との教えに耳を傾けないのなら、たといだれかが死人の中から生き返っても、彼らは聞き入れはしない。』」(ルカの福音書16:19~16:31)』

     イエス様が語られた話は、「たとえ話」とも言われていますが、実際に起こった事実である、という説もあるのです。

     金持ちの名前は、聖書には出て来ませんが、伝承では「ダイブス」と言う名前であったとも言われています。
     また、なぜイエス様は、あえて「ラザロ」と言う名を使われたのでしょうか。金持ちと同じように、一人の貧乏人でも良かったはずです。だからこそ、実在した人物ではないのでしょうか。

     私たちは、もう一人の別人のラザロを、ヨハネの福音書を通して良く知っています。マルタとマリヤの弟ラザロは、イエス様によって生き返った後、かなり経ってから、キプロス島の初代牧師になったことが伝えられています。

     この話が「たとえ」なのか、「事実」なのか、その真偽は分かりかねますが、明日から細かく区切って考えて行きたいと思います。》

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