• 日々のみ言葉 2017年12月30日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年12月30日(土)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書17章1節~2節】
    17:1 イエスは弟子たちにこう言われた。「つまずきが起こるのは避けられない。だが、つまずきを起こさせる者は、忌まわしいものです。
    17:2 この小さい者たちのひとりに、つまずきを与えるようであったら、そんな者は石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日、ルカの福音書16章の学びを終えました。特に、パリサイ人や律法学者たちに向けられて話されたことについて、詳しく考えて見ました。
     今日からは17章に入ります。イエス様は、再び弟子たちに教えられました。

    「つまずきが起こるのは避けられない。」

     ここで「つまずき」と訳されている言葉は、原語のギリシャ語では、「スカンダロン」と言う言葉が使われています。これはもともと「わな」とか「障害物」とか、「罪に誘惑するもの」と言う意味です。このギリシャ語から英語の「スキャンダル」と言う言葉が発生しました。

     イエス様がここで言われてることは、主を信じ受け入れ、順調に信仰生活を送っていた人が、ある日突然つまずいてしまうと言うことなのです。

     なぜつまずいてしまうのでしょうか、。それには様々な原因や理由が考えられます。

     ある特定の人につまずいてしまったり、悪魔や悪霊によってつまずかされたり、主イエス様ご自身につまずいたり、またその人自身の信仰が弱い為につまずくこともあるでしょう。

     イエス様は、先見の目を通して、「つまずきが起こるのは避けられない。」と言われているのです。
     もちろん、つまずくと言うことは、決して喜ばしいことではありません。むしろ悲しむべきことです。しかし、この世においては、信仰のつまずきが起こることはやむを得ないことです。

     続いてイエス様は、言われました。
    「だが、つまずきを起こさせる者は、忌まわしいものです。この小さい者たちのひとりに、つまずきを与えるようであったら、そんな者は石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」

     ここで言われた「この小さい者たち」とは一体誰を指しているのでしょうか。イエス様は、弟子たちに話されていますが、弟子たちの中には、イエス様の公生涯の始めから付き従っている十二使徒たち(もちろん召された順番はありますが)、次に位置する70人の弟子たち、そして最近弟子になった者たちも大勢いたに違いありません。

     よって考えられますことは、まだ弟子になって間もない者たちのことを指しているのではないかと言うことです。

     多くの場合、信仰生活の長いクリスチャンが、信仰を持ったばかりの新生したクリスチャンをつまずかせる場合があります。
     私たちも、何時そのような立場に陥ってしまうかも分からないのですから、気をつけなければなりません。
     そしてそれはどのようなことかと言いますと、「裁く」ことから起こるのです。

     せっかく教会の門を叩き、信仰を告白し、洗礼を受けたにも関わらず、多くのクリスチャンがつまずいて去って行きます。
     こんなことを良く耳にします。日本のクリスチャンの平均寿命は三年であると。こんな悲しいことはありません。
     罪赦され、「永遠のいのち」をいただいたにも関わらず、また元いた暗闇の世界に戻って行ってしまうのですから。

     しかし主イエス様の愛は無限大です。一度主イエス様の娘・息子となった者たちを、主は決して最後まで見捨てたりはしません。
     その手を何時も、差し伸べておられます。再びその手を掴むようにと。》

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