◇◆◇日々のみ言葉
2018年3月30日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章33節~51節】
27:33 ゴルゴタという所(「どくろ」と言われている場所)に来てから、
27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。
27:35 こうして、イエスを十字架につけてから、彼らはくじを引いて、イエスの着物を分け、
27:36 そこにすわって、イエスの見張りをした。
27:37 また、イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである。」と書いた罪状書きを掲げた。
27:38 そのとき、イエスと一緒に、ふたりの強盗が、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。
27:39 道を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって、
27:40 言った。「神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。もし、神の子なら、自分を救ってみろ。十字架から降りて来い。」
27:41 同じように、祭司長たちも律法学者、長老たちと一緒になって、イエスをあざけって言った。
27:42 「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。
27:43 彼は神により頼んでいる。もし神のお気に入りなら、いま救っていただくがいい。『私は神の子だ。』と言っているのだから。」
27:44 イエスと一緒に十字架につけられた強盗どもも、同じようにイエスをののしった。
27:45 さて、十二時から、全地が暗くなって、三時まで続いた。
27:46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうして私をお見捨てになったのですか。」という意味である。
27:47 すると、それを聞いて、そこに立っていた人々のうち、ある人たちは、「この人はエリヤを呼んでいる。」と言った。
27:48 また、彼らのひとりがすぐ走って行って、海綿を取り、それに酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。
27:49 ほかの者たちは、「私たちはエリヤが助けに来るかどうか見ることとしよう。」と言った。
27:50 そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。
27:51 すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。
◎ショートメッセージ
《今年のイースターは4月1日となりますので、今日は、カトリック教会によりますと、聖金曜日にあたります。マルコの福音書の学びを一時、中断して、今日はマタイの福音書から、主イエス様の十字架の場面を思い描いて見たいと思います。
イエス様は今から二千年ほど前に、エルサレム郊外のゴルゴタの丘において、十字架にかけられました。
今日の聖書箇所の場面で、道行く人々、そして祭司長たちや律法学者(パリサイ人)、ユダヤの長老たちは、同じことを言ってイエス様をののしったのです。
「神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。もし、神の子なら、自分を救ってみろ。十字架から降りて来い。」
「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。」
「自分を救え」
「十字架から降りて来い(もらおうか)」
もちろんイエス様はお出来になられました。しかしイエス様がご自身を救えば、全人類には永遠に救いはありません。
そして十字架に留られて、死んで下さったからこそ、私の罪が赦されたのです。聖金曜日は、今一度、十字架の恵みに目を留めるべき日なのです。主よ。感謝します!》