• 日々のみ言葉 2018年7月10日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年7月10日(火)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書24章4節~5節前半】
    24:4 そのため女たちが途方にくれていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着たふたりの人が、女たちの近くに来た。
    24:5 恐ろしくなって、地面に顔を伏せていると、その人たちはこう言った。

    ◎ショートメッセージ
    《週の初めの日、すなわち安息日の次の日(日曜日)の明け方早く、マグダラのマリヤとヤコブとヨセフの母マリヤ、そしてスザンナと主の母マリヤの妹サロメは、準備しておいた香料を持って、アリマタヤのヨセフの新しい墓に着きました。
     その道すがら、「誰か、あの墓のふたの丸い石を動かしてくれる人がいるかしら。」と話合って来たのです。
     この大きな丸い石は、伝承では二百キロ以上あって、男が七人がかりでなければ、とても動かせるものではありませんでした。
     ここから、アリマタヤのヨセフとニコデモが、イエス様の御からだを葬る時に、多くの僕たちを引き連れていたことが分かります。
     なぜならすでに初老を迎えていたと言われているこの二人だけでは、とても動かせないからです。

     女たちが、墓に着いて見ると、石がすでに墓からわきにころがしてありました。わきと言いましても、墓の入り口のすぐ横ではなく、かなり離れた所に、横倒しになっていたのです。
     彼女たちは知りませんでしたが、ローマ式封印の跡がしっかり残されており、墓石を固定していた鎖は、粉々に砕け散っていたのです。

     マタイの福音書には、彼女たちが到着する直前のことが書かれています。

    『さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見に来た。
     すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへころがして、その上にすわったからである。その顔は、いなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。(マタイの福音書28:1~28:4)』と。

     マタイは、マルコの福音書を基にその福音書を執筆しましたし、またマルコは、シモン・ペテロのメッセージから、ある程度、順番に並べて執筆したのです。要するに、彼らはこの場面の現場にはいません。
     つまり四人の福音書の著者は、ここにはいなかったのです。よってすべては女たちから、あるいは、やがてローマ軍から脱退することを許される、見張りに立った四人のローマ兵たちから聞いたことなのです。

     考えても見て下さい。

     もし、この場面に女たちが遭遇したらどうなるでしょうか。見張りのローマ兵でさえ、恐れの余り死人のようになったのです。もし女たちの見ている間に、御使いが天から降りて来て、墓の入り口をふさいでいた大きな丸い石を、右足で蹴っ飛ばし、そして転がって横倒しになった石の上に、空から降りて、座わる光景を見たとしたら。

     女たちの中には、あまりの恐れから、心臓麻痺を起こす者もいたかも知れません。
     やはり、ここにも神様の配慮があるのです。神様は、見張りに立ったローマ兵と女たちとのトラブルを避けさせる為に、また墓石の心配を取り除く為にも、先回りして下さったのです。

     そして女たちが、墓にはいって見ると、主イエス様の御からだはありませんでした。そのため女たちが途方にくれていると、まばゆいばかりの衣を着たふたりの人が、女たちの近くに来たのです。
     この御使いは、ローマ兵たちを追いやった御使いと同じ者だと思われます。ここから御使いは二人いたことが分かります。

     彼女たちは、 恐ろしくなって、地面に顔を伏せてしまいました。するとその御使いたちは優しく話し始めます。
     その素晴らしいメッセージは明日に学びます。》

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