◇◆◇日々のみ言葉
2018年9月4日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き2章1節】
2:1 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。
◎ショートメッセージ
《今日から、使徒の働き2章に入ります。いよいよ「ペンテコステ」を迎えます。
まず五旬節とは何かと言いますと、五十日目の祭日という意味で、大麦の初穂の束をささげる日から数えて五十日目に行われました。
ギリシヤ語では、ペンテーコンタ・ヘーメラスと呼ばれ、略して、ペンテコステとも言いました。
また、大麦の初穂をささげる日から、7週間経過するところから「七週の祭り」とも呼ばれていました。大麦の収穫の終りを意味し、いよいよ小麦の収穫となる季節でもあり、それゆえ「刈り入れの祭り」あるいは「初穂の日」とも呼ばれていたようです。
この祭は3大祭の一つとして、ソロモンの時代にも守られていました。その日には、いかなる労働もしてはならず、聖なる会合が開かれて、イスラエル人のすべての男子は主の前に出ることが義務づけられたのです。
また、神様の契約の民として、エジプトから解放されたことを記念する祭でもあり、シナイにおける律法の賦与を記念するものと考えられてもいました。
イエス様の時代では、サドカイ派の人々は過越の後の第一日曜から五十日目に祝いを行ない、それをエルサレムの神殿が破壊されるまで守り続けたのです。
まさしくイエス様が復活された日曜日から数えて五十日目に五旬節が回って来て、そして、主イエス様が約束された助け主であられる聖霊様が降られることになったのです。
そう意味においては、「五旬節」すなわちペンテコステは、様々な意味深い祭りであったわけです。
イエス様は十一使徒たちに言われました。
『「さあ、私は、私の父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」(ルカの福音書24:49)』
助け主であるお方が降られる所は、エルサレムと決められていました。それゆえマッテヤを加えた十二使徒と、その他の兄弟たち、そして女たちは、ヨハネ・マルコの家の二階の大広間にとどまって、祈りを捧げていたのです。
イエス様が復活されて、四十日目にオリーブ山から昇天され、そしてさらに十日後のことなのです。つまりイエス様がよみがえられてから五十日目、そしてその日が「五旬節」の祭りと重なったわけです。
時間は朝の九時頃です。》