◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月29日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き4章4節】
4:4 しかし、み言葉を聞いた人々が大ぜい信じ、男の数が五千人ほどになった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
さて、ペテロとヨハネは、いやされた男と共に捕らえられ、そして翌日まで、神殿の外にある留置場に監禁されたのでした。時刻はすでに夕方を過ぎていたからです。
しかし、ペテロとヨハネの語ったみ言葉を聞いた人々が大ぜい、主イエス様を信じ受け入れ、信者の男性の数が五千人ほどになったのです。
と言うことは、ペンテコステの時に三千人の男性が救われましたから、この時には、二千人の男性が救われた計算になるのです。
もちろんその場にいた人々全員が救われたわけではありません。またそこには、大勢の祭司たちやサドカイ人たちもいたはずです。とすれば、いかに多くの人々が「ソロモンの回廊」に集まっていたことが分かります。
ところで、この「五千人」と言う数は、耳にしたことがないでしょうか。
そうです。
唯一、四つの福音書のすべてに記載されている、主イエス様の「奇跡」です。
マルコの福音書には、
『 そのうち、もう時刻もおそくなったので、弟子たちはイエスの所来て言った。
「ここはへんぴな所で、もう時刻も遅くなりました。みんなを解散させてください。そして、近くの部落や村に行って何か食べる物をめいめいで買うようにさせてください。」
すると、彼らに答えて言われた。
「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」
そこで弟子たちは言った。
「私たちが出かけて行って、二百デナリものパンを買ってあの人たちに食べさせるように、ということでしょうか。」
するとイエスは彼らに言われた。
「パンはどれぐらいありますか。行って見て来なさい。」
彼らは確かめて言った。
「五つです。それと魚が二匹です。」
イエスは、みなを、それぞれ組にして青草の上にすわらせるよう、弟子たちにお命じになった。そこで人々は、百人、五十人と固まって席に着いた。
するとイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて祝福を求め、パンを裂き、人々に配るように弟子たちに与えられた。また、二匹の魚もみなに分けられた。
人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れを十二のかごにいっぱい取り集め、魚の残りも取り集めた。パンを食べたのは、男が五千人であった。(マルコの福音書6:35~6:44)』と書かれています。
もちろんペテロとヨハネは、捕らえられた時には、まさか二千人の男性が救われ、信者の男性の数が五千人になったことは、まだ知りません。後に知ったことです。
その時、ペテロとヨハネは、あの「五千人の給食」の奇跡を思い起こしたに違いありません。もしかしたら、その時、あの「五つのパンと二匹の魚」を食べたユダヤ人が、救われた二千人の中にも存在していたかも知れないのです。》