• 日々のみ言葉 2018年10月30日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年10月30日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き4章5節~6節】
    4:5 翌日、民の指導者、長老、学者たちは、エルサレムに集まった。
    4:6 大祭司アンナス、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな出席した。

    ◎ショートメッセージ
    《そして「翌日まで、二人を神殿の外にある留置場に監禁した」と言うのですが、実はここに大きなずれがあるのです。

     つまり、ルカはギリシャ人ですから、「ルカの福音書」と「使徒の働き」においては、ローマ暦で時刻を書き記しているのです。よって午前零時から新しい一日が始まります。

     しかし、ユダヤ暦では、午後六時から新しい一日が始まりますので、陽が沈むとすでに翌日になっているのです。

     それゆえ、正確な時刻は、現在の私たちと同じで、次の日の朝となります。
     ユダヤの人々は、午前九時には神殿に行って「朝の祈り」を捧げることが日課ですので、朝食はほとんど取らないそうです。

     また、イエス様の裁判の例もありますから、ペテロとヨハネがサンヘドリンの裁判席に連れて行かれたのは、早朝の午前六時頃であった可能性が高いと思われます。

     彼らは、主イエス様と同じく、被告席に立たされたのです。

     この時、エルサレムに滞在しているすべての指導者たちが、法廷に出席しました。何と異様な光景なことでしょうか。

     主の弟子は、ペテロとヨハネの二人だけ。
     そしていやされた男も、そこに立っています。

     周りを見渡せば、怒りに満ちた敵意むき出しの人々ばかり。
     普通ならば、もう恐れで泣き出してしまいたい状況と言っても良いかも知れません。

     二人には、味方も、仲間も、そして弁護する人は誰もいないのです。

     しかし彼らは、決して二人ぼっちではありませんでした。
     そこには、主イエス様が約束された聖霊がご臨在されておられたのです。

     主イエス様は、このように約束されました。

    『「また、人々があなたがたを、会堂や役人や権力者などのところに連れて行ったとき、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配するには及びません。言うべきことは、そのときに聖霊が教えてくださるからです。」(ルカの福音書12:11~12:12)』と。

     まさに、そのことが、この時に成就することになるのです。
     明日も同じ箇所から考えたいと思います。》

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