◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月31日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き4章5節~6節】
4:5 翌日、民の指導者、長老、学者たちは、エルサレムに集まった。
4:6 大祭司アンナス、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな出席した。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。
翌日の早朝のことです。民の指導者、長老、学者たちは、エルサレムに集まりました。これは議会が、すべてのユダヤの指導者たちに、招集をかけたからです。
何とこの時、イエス様の最初の宗教裁判を行なった前大祭司アンナス、そしてその婿でありイエス様を十字架につけた現大祭司カヤパが出席したのです。
ヨハネの福音書によりますと、
『そこで、一隊の兵士と千人隊長、それにユダヤ人から送られた役人たちは、イエスを捕えて縛り、まずアンナスのところに連れて行った。彼がその年の大祭司カヤパのしゅうとだったからである。
そこで、大祭司はイエスに、弟子たちのこと、また、教えのことについて尋問した。
イエスは彼に答えられた。
「私は世に向かって公然と話しました。私はユダヤ人がみな集まって来る会堂や宮で、いつも教えたのです。隠れて話したことは何もありません。なぜ、あなたは私に尋ねるのですか。私が人々に何を話したかは、私から聞いた人たちに尋ねなさい。彼らなら私が話した事がらを知っています。」
イエスがこう言われたとき、そばに立っていた役人のひとりが、
「大祭司にそのような答え方をするのか。」
と言って、平手でイエスを打った。
イエスは彼に答えられた。
「もし私の言ったことが悪いなら、その悪い証拠を示しなさい。しかし、もし正しいなら、なぜ、私を打つのか。」
アンナスはイエスを、縛ったままで大祭司カヤパのところに送った。(ヨハネの福音書18:12~18:13・18:19~18:24)』と書かれており、
そしてその続きは、マタイの福音書に、
『イエスをつかまえた人たちは、イエスを大祭司カヤパの所へ連れて行った。そこには、律法学者、長老たちが集まっていた。
さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える偽証を求めていた。偽証者がたくさん出て来たが、証拠はつかめなかった。しかし、最後にふたりの者が進み出て、言った。
「この人は、『私は神の神殿をこわして、それを三日のうちに建て直せる。』と言いました。」
そこで、大祭司は立ち上がってイエスに言った。
「何も答えないのですか。この人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなのですか。」
しかし、イエスは黙っておられた。それで、大祭司はイエスに言った。
「私は、生ける神によって、あなたに命じます。あなたは神の子キリストなのか、どうか。その答えを言いなさい。」
イエスは彼に言われた。
「あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見ることになります。」
すると、大祭司は、自分の衣を引き裂いて言った。
「神への冒涜だ。これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、今、神をけがす言葉を聞いたのです。どう考えますか。」
彼らは答えて、「彼は死刑に当たる。」と言った。
(マタイの福音書26:57・26:59~26:66)』と書かれています。
この時、まだ絶大な権力を持っていた前大祭司アンナス、そしてアンナスの娘の婿養子である現大祭司カヤパ。
この二人の大祭司が、主イエス様を神の子羊として、最後の生け贄として屠ったのです。
この二人が、議長を務める裁判が始まりました。》