◇◆◇日々のみ言葉
2018年11月6日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き4章13節】
4:13 彼らはペテロとヨハネとの大胆さを見、またふたりが無学な、普通の人であるのを知って驚いたが、ふたりがイエスと共にいたのだ、ということがわかって来た。
◎ショートメッセージ
《「民の指導者たち、ならびに長老の方々。
私たちがきょう取り調べられているのが、病人に行なった良いわざについてであり、その人が何によっていやされたか、ということのためであるなら、皆さんも、またイスラエルのすべての人々も、よく知ってください。
この人が直って、あなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。
『あなたがた家を建てる者たちに捨てられた石が、礎の石となった。』というのはこの方のことです。
この方以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名の他には、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。」
今、シモン・ペテロとヨハネは、ユダヤ最高議会の裁きの場にいます。しかも原告側ではなく被告側です。
二人が捕らえられた理由は、「生まれつき足のきかない歩けない男の乞食をいやしたわざ」についてなのです。
このわざが「良いわざ」であることは、誰が見ても一目瞭然です。物乞いから解放し、健康な体にしたことが、どうして「悪いわざ」なのでしょうか。
ところで、この場面に、なぜヨハネが同席することになったのでしょうか。ここにも神様の奥深い摂理があると言えるのです。
午後三時の祈りの時に、彼は使徒のリーダー、シモン・ペテロと行動を共にして、エルサレムの神殿に祈りに行くことになったわけです。そして「美しの門」にいた乞食の男を、ペテロが主イエスの御名によっていやし、三人でソロモンの回廊に入ると、大騒ぎとなってしまい、捕らえられたわけです。
それだからこそ、主イエス様が以前語られた預言の成就を体験し、またそれから約60年後に、自ら「福音書」に正確に書き記すことが出来たのです。
『「また、人々があなたがたを、会堂や役人や権力者などのところに連れて行ったとき、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配するには及びません。言うべきことは、そのときに聖霊が教えてくださるからです。」(ルカの福音書12:11~12:12)』
この場面においてヨハネが発言したかどうかは、分かりません。ただし議会の面々は、ヨハネに対しても大胆さを感じていますから、発言したのかも知れません。私は、ペテロがヨハネを制していたと考えています。大切なことは、彼らの態度にあります。
聖霊様は、大胆さを与えて下さいます。
聖霊様は、力と威厳を与えて下さいます。
聖霊様は、知恵を与えて下さいます。
明日も同じ箇所からさらに学びましょう。》