◇◆◇日々のみ言葉
2018年11月16日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き4章24節~30節】
4:24 これを聞いた人々はみな、心を一つにして、神に向かい、声を上げて言った。「主よ。あなたは天と地と海とその中のすべてのものを造られた方です。
4:25 あなたは、聖霊によって、あなたのしもべであり私たちの先祖であるダビデの口を通して、こう言われました。『なぜ異邦人たちは騒ぎ立ち、もろもろの民はむなしいことを計るのか。
4:26 地の王たちは立ち上がり、指導者たちは、主とキリストに反抗して、一つに組んだ。』
4:27 事実、ヘロデとポンテオ・ピラトは、異邦人やイスラエルの民といっしょに、あなたが油を注がれた、あなたの聖なるしもべイエスに逆らってこの都に集まり、
4:28 あなたの御手とみこころによって、あらかじめお定めになったことを行ないました。
4:29 主よ。いま彼らの脅かしをご覧になり、あなたのしもべたちにみ言葉を大胆に語らせてください。
4:30 御手を伸ばしていやしを行なわせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行なわせてください。」
◎ショートメッセージ
《ユダヤ最高議会であるサンヘドリンに捕らえられ、尋問を受けたふたりは、教会の祈りと、神様の御手よって、釈放されました。
やがてペテロは殉教することになるのですが、それはまだかなり先のことであって、その時でさえ、主によって定められていたと、言えるかと思います。
さてペテロとヨハネは、ヨハネ・マルコの家(教会)に行きました。教会には、残りの十人の使徒たち、そして数多くの信者が、祈る為に集まっていました。
ペテロとヨハネは、祭司長たちや長老たちが、彼らに命じたことを残らず報告したのです。
特に大祭司が彼らをきつく戒めた言葉、
「今後いっさいイエスの名によって語ったり教えたりしてはならない。」
ことを伝えました。
これを聞いた人々はみな、心を一つにして、神様に向かい、声を上げて主を褒め称えた、と言うのです。
さて、この場面をどのように考えたら良いのでしょうか。
すでに五旬節の日には、聖霊が降っています。よって主イエス様を信じる者の内には、聖霊が内住されているはずです。
その聖霊が、彼らに働いて、同じ言葉を語らせたのでしょうか。あるいは名々が、全く同じ言葉を、いっせいに、ばらばらに語ったのでしょうか。
しかし、彼らが語った言葉を、ルカは詳細にわたって、しかも鮮明に書き記しているのです。
よって考えられますことは、詩篇の例です。
詩篇は、最初に賛美リーダーが詠唱し、その後、会衆が、いっせいに応答します。
ここでは、最初に使徒のだれかが、神様に示された言葉を語り、その後に、他の人々が同じ言葉を繰り返す、と言う形式が取られたのではないでしょうか。
なぜなら、聖霊様は、混乱ではなく、秩序を与えられるお方であるからです。
これも私個人の憶測にしか過ぎませんが。明日も同じ箇所となります。》