◇◆◇日々のみ言葉
2018年11月20日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き4章32節~35節】
4:32 信じた者の群れは、心と思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のものと言わず、すべてを共有にしていた。
4:33 使徒たちは、主イエスの復活を非常に力強くあかしし、大きな恵みがそのすべての者の上にあった。
4:34 彼らの中には、ひとりも乏しい者がなかった。地所や家を持っている者は、それを売り、代金を携えて来て、
4:35 使徒たちの足もとに置き、その金は必要に従っておのおのに分け与えられたからである。
◎ショートメッセージ
《ここから、エルサレム初代教会の有様が分かって来ます。
まず「信じた者の群れ」とは、教会を指すのですが、この頃には、どれほどの規模の教会になっていたのでしょうか。
ペンテコステ以前には、
『彼らは町にはいると、泊まっている屋上の間に上がった。この人々は、ペテロとヨハネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった。この人たちは、婦人たちやイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちとともに、みな心を合わせ、祈りに専念していた。
そのころ、百二十名ほどの兄弟たちが集まっていたが、ペテロはその中に立ってこう言った。(使徒の働き1:13~1:15)』と書かれています。
このことから、女性を含めて、二百名ほどの信者がいたことが分かります。
そして聖霊降臨日には、ペテロの説教によって、
『ペテロは、この他にも多くの言葉をもって、あかしをし、「この曲がった時代から救われなさい。」と言って彼らに勧めた。
そこで、彼の言葉を受け入れた者は、バプテスマを受けた。その日、三千人ほどが弟子に加えられた。(使徒の働き2:40~2:41)』のです。
男性が三千人救われたこととは、その妻や子どもたちをあわせると、一万人以上におよぶことになります。
そしてさらに、生まれつき足のきかない男が救われ、ペテロとヨハネの説教によって、
『彼らが民に話していると、祭司たち、宮の守衛長、またサドカイ人たちがやって来たが、この人たちは、ペテロとヨハネが民を教え、イエスのことを例にあげて死者の復活を宣べ伝えているのに、困り果て、彼らに手をかけて捕えた。そして翌日まで留置することにした。すでに夕方だったからである。
しかし、み言葉を聞いた人々が大ぜい信じ、男の数が五千人ほどになった。(使徒の働き4:1~4:4)』と書かれています。
この時に、男性が二千人救われ、その家族をあわせますと、エルサレム教会は、二万人ほどの人々が、集まっていたのではないでしょうか。
まさに、今で言うならば、「ビッグ・チャーチ」です。
さて、ここまで膨れ上がった信者の人々を指導するのは、もっぱら十二使徒と、イエス様に付き従って来た女性たちであったはずです。
またこれだけの人々の必要を満たす為には、やはり多くの出費が必要であったことは言うまでもありません。
明日も同じ箇所から考えて見ましょう。》