• 日々のみ言葉 2018年11月21日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年11月21日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き4章32節~35節】
    4:32 信じた者の群れは、心と思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のものと言わず、すべてを共有にしていた。
    4:33 使徒たちは、主イエスの復活を非常に力強くあかしし、大きな恵みがそのすべての者の上にあった。
    4:34 彼らの中には、ひとりも乏しい者がなかった。地所や家を持っている者は、それを売り、代金を携えて来て、
    4:35 使徒たちの足もとに置き、その金は必要に従っておのおのに分け与えられたからである。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所となります。

     さて、この頃すでに、信者数が二万人近くの教会が、エルサレム内に形成されていたことになります。
     教会は、「心と思いを一つにしていた」と、ルカは書いていますが、これはまさに聖霊様の働きによるものです。

     そして、「だれひとりその持ち物を自分のものと言わず、すべてを共有にしていた。」となっていますが、これも真に素晴らしいことです。
     主にある共同体が、形成されていたことになるからです。

     しかし、疑問も残ります。

     それは、救われる以前の彼らには、それぞれの国があり、またサウロには天幕作りの仕事があったように、それぞれの仕事があったはずです。

     各々が置かれている国において、それぞれ果たすべき役割があったはずです。それらをすべて放棄し、エルサレム内にとどまっていることは、いささか頭をかしげてしまいます。

     確かに、
    「使徒たちは、主イエスの復活を非常に力強くあかしし、大きな恵みがそのすべての者の上にあった。」のであり、

     また、
    「彼らの中には、ひとりも乏しい者がなかった。地所や家を持っている者は、それを売り、代金を携えて来て、使徒たちの足もとに置き、その金は必要に従っておのおのに分け与えられたからである。」と書かれていますから、何と麗しい光景が描かれているかと、感動したりします。

     しかし、善く善く考えて見ますと、非生産的にも思えてしまうのは、私だけでしょうか。

     また、
    「彼らの中には、ひとりも乏しい者がなかった。」とは、どのような意味なのでしょうか。
     それは、自分の国からエルサレムに巡礼に来ていたユダヤ人は、みな裕福な人々であったからです。
    「使徒の働き」の時代が始まった時には、救われて教会を形成したユダヤ人たちは、裕福であったのです。

     これこそ、主イエス様が言われたことの成就なのです。

    『それから、イエスは弟子たちに言われた。
    「まことに、あなたがたに告げます。金持ちが天の御国にはいるのはむずかしいことです。まことに、あなたがたにもう一度、告げます。金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」
     弟子たちは、これを聞くと、たいへん驚いて言った。
    「それでは、だれが救われることができるのでしょう。」
    イエスは彼らをじっと見て言われた。
    「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。」(マタイの福音書19:23~19:26)』》

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