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2018年11月25日礼拝メッセージの概要
◎本日の聖書箇所【ヨハネの福音書16章25節～28節】 (新約p.196下段右側)
16:25「これらのことを、私はあなたがたにたとえで話しました。もはやたとえでは話さないで、父についてはっきりと告げる時が来ます。
16:26 その日には、あなたがたは私の名によって求めるのです。私はあなたがたに代わって父に願ってあげようとは言いません。
16:27 それはあなたがたが私を愛し、また、私を神から出て来た者と信じたので、父ご自身があなたがたを愛しておられるからです。
16:28 私は父から出て、世に来ました。もう一度、私は世を去って父のみもとに行きます。」◎メッセージの概要【父について】
《イエス様の十一使徒たちへの遺言とも言うべき教えは、いよいよクライマックスを迎えようとしています。おそらくイエス様には、もっともっと話しておきたいことがあったに違いありません。しかし、もう時間が余り残されてはいませんでした。
さて、イエス様は、
「これらのことを、私はあなたがたにたとえで話しました。もはやたとえでは話さないで、父についてはっきりと告げる時が来ます。」と言われ、
「あなたがたが私を愛し、また、私を神から出て来た者と信じたので、父ご自身があなたがたを愛しておられるからです。私は父から出て、世に来ました。もう一度、私は世を去って父のみもとに行きます。」と、ご自身がイスラエルが信じる創造主なる神様から来られたことを宣言されたのです。これは、ご自身も神様であると言うことです。
さて、この啓示は三回目となります。
一回目は､ユダヤ人たちにされました。
もちろん、その時にも、主のみ側には弟子たちがおり、彼らも聞いていました。
ユダヤ人たちはイエス様に質問したのです。
「あなたは、自分自身を誰だと言うのですか。」
「私がもし自分自身に栄光を帰するなら、私の栄光はむなしいものです。私に栄光を与える方は、私の父です。この方のことを、あなたがたは『私たちの神である。』と言っています。
あなたがたの父アブラハムは、私の日を見ることを思って大いに喜びました。彼はそれを見て、喜んだのです。」
「あなたはまだ五十歳になっていないのにアブラハムを見たのですか。」
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、私はいるのです。」
特に、最後の言葉の「私はいるのです」とは、モーゼに神様が与えられた「神の名前」であって、ここから「YHWH」が導き出されます。
そして二回目の啓示は、弟子たちに対してです。
ピリポがイエス様に質問しました。
「主よ。私たちに父を見せて下さい。そうすれば満足します。」
「ピリポ。こんなに長い間あなたがたと一緒にいるのに、あなたは私を知らなかったのですか。私を見た者は、父を見たのです。どうしてあなたは、『私たちに父を見せて下さい。』と言うのですか。」
しかし、この時でさえ、弟子たちの霊の目は開かれてはいなかったのです。
そしてこの三回目の啓示の時にさえ、まだ弟子たちには確固たる確信がありませんでした。それ故、彼らはゲッセマネの園において、主イエス様を見捨てて逃げ出すことになるのです。
イエス様は、私たちと同じ、まことの人間としてこの世に来て下さいました。しかし、人間であるのに、どうして神様なのでしょうか。
確かに、多くの奇跡を行なわれたのですが、全く私たちと変わらない人間であったのです。 と言うことは、疲れる、お腹は減る、喉は渇く、トイレに行く、くしゃみをし、笑い、泣くのです。
もし普通の人間が、「自分こそは神である」と言うのなら、まさに気が狂っているとしか言いようがありません。
あるいは誇大妄想か、大嘘つき、ペテン師、詐欺師のいずれかでしょう。そのような偽物は、過去には、数え切れない程出て来ましたし、今も存在しています。
またこれからも、出て来ます。なぜなら、イエス様が、「終わりの時代には、多くの偽キリストが現われる。」と預言されているからです。
しかし、私たちは知っています。
まことの神様は、このお方、ただお一人であることを。
私たちはこのお方を信じ待ち望みます。再び来られるその時を。このお方こそが、まことの神様であられます。この方を、この方の御名を人々に証しし、伝えて行くのです。》
