• 日々のみ言葉 2019年1月4日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年1月4日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き6章11節~12節】
    6:11 そこで、彼らはある人々をそそのかし、「私たちは彼がモーセと神とをけがす言葉を語るのを聞いた。」と言わせた。
    6:12 また、民衆と長老たちと律法学者たちを扇動し、彼を襲って捕え、議会にひっぱって行った。

    ◎ショートメッセージ
    《エルサレム教会の七名の執事の一人であるステパノは、恵みと力とに満ち、エルサレムの人々の間で、すばらしい不思議なわざとしるしを行なっていました。

     ところが、ローマから自由の身となって、祖国イスラエルに戻って来たユダヤ人たち、すなわち「自由にされた」と言う意味の「リベルテン」の会堂に属する人々が、怒りに燃えて、立ち上がりステパノと議論したのです。

     しかし、ステパノが知恵と御霊によって答えたので、彼らは打ち負かされました。
    そこで彼らは、ある人々をそそのかしたのです。

     ルカは「ある人々」としか書き記していませんが、一番考えられるのは、祭司長たちではないでしょうか。

     なぜならある程度、議会に影響力を持つ人々でなければ、ユダヤの長老たち、そして律法学者たちと民衆を扇動することは出来ないからです。

     また祭司たちの多くの者が、主を信じる信仰に入ったことが、直前に書かれています。そのことに対して、非常に不愉快に思う祭司たちが多く存在したことは当然です。

    「私たちは彼がモーセと神とをけがす言葉を語るのを聞いた。」

     証人は複数の者が立たなければ、議会は取り上げることは出来ません。

     十戒の第九戒には、このように書かれています。

    『あなたの隣人に対し、偽証してはならない。(申命記5:20)』

     モーゼを通して神様が言われていることは、「隣人」すなわちユダヤ人の同胞に対してです。もちろん、新約時代に生きる私たちには、すべての人を指し示しますが。

     さて、主イエス様を殺そうとして、議会が偽証を行なったように、ステパノに対しても同じように、彼らは偽証します。

     これは、何と恐ろしい罪であることでしょう。彼らは、モーゼ五書に従っていると自認しているのです。そしてその律法の中においても「十戒」を守っていると宣言しているのです。

     それなのに、主イエス様に行なったように、ステパノに対しても、しかも無実の者を死罪にする為に、偽の証人を立てて、偽証させたのです。

     そして、民衆の長老たちと律法学者たちにステパノを捕らえさせ、裁判にかける為に議会に連行させたのです。自分たちの手を使わずに。

     彼らがいかに真実に見せかけても、主イエス様はすべてお見通しです。

     このことから、いかに彼らが神をも怖れていないことが分かります。
     この世の人々も神様を怖れません。かつての私がそうであったように。

     しかし、昔、日本のどこの町にも「警鐘」があったように、私たちは、主が置かれた「命の警鐘」なのです。そして鳴らされるのは主イエス様、ご本人なのです。》

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