◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月6日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き6章13節~15節】
6:13 そして、偽りの証人たちを立てて、こう言わせた。「この人は、この聖なる所と律法とに逆らう言葉を語るのをやめません。
6:14『あのナザレ人イエスはこの聖なる所をこわし、モーセが私たちに伝えた慣例を変えてしまう。』と彼が言うのを、私たちは聞きました。」
6:15 議会で席に着いていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。
場面は、ユダヤの最高議会サンヘドリンの法廷です。かつて主イエス様も、ここに立ち、宗教裁判を受けられたのです。
次には、シモン・ペテロとヨハネが、そしてその次には十二使徒全員が、同じ法廷に、同じように被告人として、この裁きの場に立ったのです。やがて、パウロもここに立つことになります。
そして今回は、ステパノがたった一人で、この裁きの場に立たされています。
周りには、敵対する者たちの怒りと憎しみに満ちたあらゆる目と目。
大祭司が議長席に着座して、いよいよステパノの宗教裁判が始まりました。まず二名以上の証人が、ステパノの罪状を証言します。もちろん偽証の何ものでもありません。
そして、その証言が終わると、今度はステパノの弁明の番となるのです。
その時、議会席に着いていた人々は皆、ステパノに目を注いだ、とあります。
この証言を聞いたステパノが、どのような弁明をするのか、議会は聞く耳を立てていたのです。そしてその証言から、いかに死刑を言い渡すことが出来るかと。
『すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。』とあります。
ステパノは一人のように見えました。いいえ、彼は聖霊に満たされていました。そして主イエス様が共におられたのです。
真にイエス様が約束された通りです。
『「私は、あなたがたを捨てて孤児にはしません。」(ヨハネの福音書14:18前半)』と。
だからこそ、ステパノの顔は輝いていたのです。
そうです。神様に会ったモーゼのように。
神の山から降りて来たモーゼの顔が、あまりにもまぶしくて、イスラエルの人々は、見ることに耐えられず、モーゼの顔に覆いをかけたと言われています。
私たちは、いつも決して独りぼっちではないのです。主が共におられます。そしてそのしるしとは、輝くことなのです。
主のご臨在によって、その人が輝いていることは、その人自身には分かりません。なぜなら他の人の目にしか、映らないからです。
私たちもステパノと同じように、主にあって輝く存在なのです。この一年も、輝こうではありませんか。》