◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月7日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き7章1節】
7:1 大祭司は、「そのとおりか。」と尋ねた。
◎ショートメッセージ
《リベルテンの会堂に属するユダヤ人たちは、祭司たちを先導してステパノを捕らえさせ、議会に連れて行きました。
そして、偽りの証人たちを立てて、こう言わせたのです。
「この人は、この聖なる所と律法とに逆らう言葉を語るのをやめません。『あのナザレ人イエスはこの聖なる所をこわし、モーセが私たちに伝えた慣例を変えてしまう。』と彼が言うのを、私たちは聞きました。」
すると大祭司は、「そのとおりか。」と尋ねたのです。
ルカは、この大祭司が誰であるのか、その名をあげてはいません。
しかし、私はたちは、主イエス様を十字架につけた大祭司が、カヤパであることを知っています。
そして以前にも学びましたが、バチカン市国には、1世紀の公的記録が残されています。聖書には、そのことが書き記されてはいませんが、その記録文書の中に、カヤパの報告書が含まれています。
何と、その報告書によりますと、復活されたイエス様が、彼の前にも現われた証しが書かれているのです。
ペテロとヨハネが捕らえられた時、この二人を裁判した大祭司は、間違いなくカヤパです。なぜなら、彼がその年の大祭司だからです。
『翌日、民の指導者、長老、学者たちは、エルサレムに集まった。大祭司アンナス、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな出席した。(使徒の働き4:5~4:6)』と、書かれている通りです。
そして、次に十二使徒を捕らえた時、大祭司は彼らにこう言うのです。
『彼らが使徒たちを連れて来て議会の中に立たせると、大祭司は使徒たちを問いただして、言った。
「あの名によって教えてはならないときびしく命じておいたのに、何ということだ。エルサレム中にあなたがたの教えを広めてしまい、そのうえ、あの人の血の責任をわれわれに負わせようとしているではないか。」(使徒の働き5:27~5:28)』と。
これもカヤパです。
カヤパは、主イエス様に直接、悔い改めの機会を与えられているにもかかわらず、その後、三度も議長として、その席に座ります。
もし本当に、復活のイエス様がカヤパに現われたことが真実であるならば、カヤパは大きな罪を犯し続けていることになります。
そしてカヤパが名誉と地位と富を選ぶのか、それとも真の救い主である神の御子イエス様を選ぶのか、ずっと悩み続けていたとしたら。
主イエス様が言われた通り、人はどちらかを選択しなければならないのです。
『「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」(マタイの福音書6:24)』》