◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月10日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き7章2節~5節】
7:2 そこでステパノは言った。「兄弟たち、父たちよ。聞いて下さい。私たちの父祖アブラハムが、カランに住む以前まだメソポタミヤにいたとき、栄光の神が彼に現われて、
7:3 『あなたの土地とあなたの親族を離れ、私があなたに示す地に行け。』と言われました。
7:4 そこで、アブラハムはカルデヤ人の地を出て、カランに住みました。そして、父の死後、神は彼をそこから今あなたがたの住んでいるこの地にお移しになりましたが、
7:5 ここでは、足の踏み場となるだけのものさえも、相続財産として彼にお与えになりませんでした。それでも、子どももなかった彼に対して、この地を彼とその子孫に財産として与えることを約束されたのです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
創世記によりますと、
『テラは、その息子アブラムと、ハランの子で自分の孫のロトと、息子のアブラムの妻である嫁のサライとを伴い、彼らはカナンの地に行くために、カルデヤ人のウルから一緒に出かけた。しかし、彼らはカランまで来て、そこに住みついた。
テラの一生は二百五年であった。テラはカランで死んだ。(創世記11:31~11:32)』
と書かれ、
『その後、主はアブラムに仰せられた。
「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、私が示す地へ行きなさい。そうすれば、私はあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者を私は祝福し、あなたをのろう者を私はのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」
アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼と一緒に出かけた。アブラムがカランを出たときは、七十五歳であった。
アブラムは妻のサライと、おいのロトと、彼らが得たすべての財産と、カランで加えられた人々を伴い、カナンの地に行こうとして出発した。こうして彼らはカナンの地にはいった。アブラムはその地を通って行き、シェケムの場、モレの樫の木のところまで来た。当時、その地にはカナン人がいた。
そのころ、主がアブラムに現われ、そして
「あなたの子孫に、私はこの地を与える。」
と仰せられた。アブラムは自分に現われてくださった主のために、そこに祭壇を築いた。(創世記12:1~12:7)』と、書かれています。
つまり、ステパノが話している内容の前後が逆になっていることが分かります。
しかし、ここで一つの推測がうまれます。なぜならアブラム(アブラハム)が、父テラと、甥のロトを連れて、ウルから旅立つ時も、主なる神様が、アブラハムに現われて、「そこから出て行くように」と、神の言葉を告げたと言うことです。
創世記11章には、そのことが書かれてはいませんが、ステパノは、その確信を持って、メッセージとして語っています。明日は先に進みましょう。》