◇◆◇2019年1月13日新年第Ⅱ主日礼拝
◎本日の聖書箇所【第Ⅱペテロの手紙1章5節~10節】 (新約p.422上段左側)
1:5 こういうわけですから、あなたがたは、あらゆる努力をして、信仰には徳を、徳には知識を、
1:6 知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、
1:7 敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。
1:8 これらがあなたがたに備わり、ますます豊かになるなら、あなたがたは、私たちの主イエス・キリストを知る点で、役に立たない者とか、実を結ばない者になることはありません。
1:9 これらを備えていない者は、近視眼であり、盲目であって、自分の以前の罪がきよめられたことを忘れてしまったのです。
1:10 ですから、兄弟たちよ。ますます熱心に、あなたがたの召されたことと選ばれたこととを確かなものとしなさい。これらのことを行なっていれば、つまずくことなど決してありません。
◎メッセージの概要【確かなものとしなさい】
《先週に引き続き「2019年標題聖句」からのメッセージです。今日はそのパートⅡとなります。この一年をかけて、私も含めて皆さんと共に、この第Ⅱペテロのみ言葉を確かなものとする為に、あらゆる努力をして行きたいと思います。
さてペテロは勧めています。「信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。そしてこれらのものが私たちに備わり、ますます豊かになるなら、私たちは、主イエス・キリストの証人として、役に立つ者となり、実を結ぶ者になる。」と。
そしてその為には、「召されたことと選ばれたこととを確かなものと」する必要があると言うのです。
それでは「召されたこと」とは、具体的に何を指し示すのでしょうか。
パウロはローマ人への手紙において、こう説明しています。
「あなたがたも、それらの人々の中にあって、イエス・キリストによって召された人々です。」
私たちは主イエス・キリストによって召されたのです。
主は十二使徒にこのように言われました。
「あなたがたが私を選んだのではありません。私があなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。」
そして次に「選ばれたこと」ですが、パウロはエペソ人への手紙において、このように「選び」の真理を語っています。
「すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。
神は、ただみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。
このキリストにあって、私たちは彼にあって御国を受け継ぐ者ともなったのです。私たちは、みこころによりご計画のままをみな実現される方の目的に従って、このようにあらかじめ定められていたのです。」と。
何と私たちは、この世界が創造される以前から選ばれていたのだと。
私たちは救われました。ただ恵みによって、救い出されました。何から。罪から、さばきから、そしてこの世からです。確かにまだ体はこの世に属していますが、私たちの本当の住まいは、天であり御国なのです。
世界は加速的に破滅に向かっています。しかし私たちの望みは、主イエス・キリストの再臨にあるのです。「確かなものとしなさい」とは、自分が何者(アイデンティティー)であるのか、しっかりと認識し把握して、またそのように生きることなのです。
さあ、始めようではありませんか。今年から、さらにその様な生き方を目指して、一人一人に与えられた、それぞれの使命を全うして行こうではありませんか。》