• 日々のみ言葉 2019年1月15日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年1月15日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き7章17節~19節】
    7:17 神がアブラハムにお立てになった約束の時が近づくにしたがって、民はエジプトの中にふえ広がり、
    7:18 ヨセフのことを知らない別の王がエジプトの王位につくときまで続きました。
    7:19 この王は、私たちの同胞に対して策略を巡らし、私たちの先祖を苦しめて、幼子を捨てさせ、生かしておけないようにしました。

    ◎ショートメッセージ
    《ステパノのメッセージは、「ヨセフの成功ストーリー」を終え、いよいよモーゼへと入って行きます。

     創世記によりますと、
    『そこで、アブラムに仰せがあった。
    「あなたはこの事をよく知っていなさい。あなたの子孫は、自分たちのものでない国で寄留者となり、彼らは奴隷とされ、四百年の間、苦しめられよう。しかし、彼らの仕えるその国民を、私がさばき、その後、彼らは多くの財産を持って、そこから出て来るようになる。」(創世記15:13~15:14)』と書かれています。

     もちろんアブラハムの生涯においては起こらないことです。彼にはその成就を見ることは出来ません。しかし、霊の目によって、見ることが出来たのかも知れません。もしかしたら受肉される前の御子イエス様が、アブラハムにそのことを教えたのかも知れません。

     なぜならイエス様は、ユダヤ人たちにこのように証しされたからです。

    『「あなたがたの父アブラハムは、私の日を見ることを思って大いに喜びました。彼はそれを見て、喜んだのです。」
     そこで、ユダヤ人たちはイエスに向かって言った。
    「あなたはまだ五十歳になっていないのにアブラハムを見たのですか。」
     イエスは彼らに言われた。
    「まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、私はいるのです。」(ヨハネの福音書8:56~8:58)』と。

     さて、エジプトに新しい王朝が起こったことが書き記されています。考古学においては、征服されエジプトから追い出され、虐げられていた以前のエジプトの王朝が、再び政権を取り戻したとも言われています。
     ヨセフの時代の王朝は、生粋のエジプト王朝ではなく、バビロンあるいはカナンの方からやって来た民族とされています。
     詳細については、良く分かりませんが、ヨセフの死後、エジプトにおいて大きな政権交代が起こったことは事実なのです。

     その頃、ユダヤ人は非常に増えたことになっています。四百年の間に数十万人以上の人数になるとは、どう考えましても不可能な数字としか思えません。
     もしかしたら数に誇張があるのかと思ってしまいます。しかしステパノが言いますには、七十五人の男子がエジプトに来たことになっており、それが数十万人に増えたと言うことは、これは奇跡の何ものでもないと思われます。

     そして、イスラエルの民は、奴隷としてこき使われ、苦しみの時代が続くのです。

     このことも、救い主イエス様のひな形なのです。イエス様が来られる前までは、人々は皆、悪魔の奴隷であったからです。》

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