◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月22日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き7章30節~35節】
7:30「四十年たったとき、御使いが、モーセに、シナイ山の荒野で柴の燃える炎の中に現われました。
7:31 その光景を見たモーセは驚いて、それをよく見ようとして近寄ったとき、主の御声が聞こえました。
7:32 『私はあなたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である。』そこで、モーセは震え上がり、見定める勇気もなくなりました。
7:33 すると、主は彼にこう言われたのです。『あなたの足のくつを脱ぎなさい。あなたの立っている所は聖なる地である。
7:34 私は、確かにエジプトにいる私の民の苦難を見、そのうめき声を聞いたので、彼らを救い出す為に下って来た。さあ、行きなさい。私はあなたをエジプトに遣わそう。』
7:35 『だれがあなたを支配者や裁判官にしたのか。』と言って人々が拒んだこのモーセを、神は柴の中で彼に現われた御使いの手によって、支配者また解放者としてお遣わしになったのです。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からの三回目となりますが、明日は先に進みます。
ここでステパノは、アブラハム、イサク、ヤコブの神がこのように言われたことを、こう述べています。
「私は、確かにエジプトにいる私の民の苦難を見、そのうめき声を聞いたので、彼らを救い出す為に下って来た。」と。
「私の民」とは、イスラエルを指し、選民ユダヤ人が、エジプトにおいて苦しめられ、またそのうめき声を、神様は見聞きしたと言われるのです。
そして「彼らを救い出す為に下って来た」とは、今モーセがいる場所に降りて来て下さったと言うことです。
それだからこそ、神様は「あなたの足のくつを脱ぎなさい。あなたの立っている所は聖なる地である。」と言われたのです。
神様が臨在されておられる場所は、間違いなく清い場所なのです。そして、「さあ、行きなさい。私はあなたをエジプトに遣わそう。」とモーセに使命を与えられました。
聖書には書かれてはいませんが、ユダヤ人たちは、日々主なる神に、すなわち「アブラハム、イサク、ヤコブの神」に助け主を送って下さるよう、篤い祈りを捧げていたはずです。
そしてその祈りに応える為にも、またアブラハムに与えられた預言の成就の為にも、神様は、選ばれた器であるモーセの所に姿を現わされたのです。
芝が燃えているのに、燃え尽きなかったこととは、神の臨在を表わす光「シェキーナ」であったことが分かります。
ただ、モーセに実際に現われたのは「御使い」であったことが書き記されています。 ヨセフの婚約者マリヤに受胎告知を告げ知らせたのは、ガブリエルです。おそらく、この時にもガブリエルが、使者として遣わされたことにほぼ間違いないでしょう。
モーセは、救い主イエス様の予表(ひな形)です。
イスラエルをエジプトの奴隷状態から助け出す解放者であり、そして主イエス様は、悪魔の奴隷状態と罪から、助け出して下さる解放者なのです。》